スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

60年代

Marrakesh Express

ジャズ批評119号の記事で酷評されていたアルバム。結論から言うと、そのとおり、どころかそれ以下です。ある意味「世紀の駄盤」。 まずジャケット。この不機嫌な表情、なぜこの写真にしたのでしょう。このときのゲッツは41歳、これまた老けた写真を選ばなく…

The Complete Bill Evans On Verve

「 Stan Getz & Bill Evans」でのアウトテイクのいくつかが、この高額なボックスにのみ収録されている。「 Stan Getz & Bill Evans」の項にも書いたように基本的に断片ばかりで、相当のマニアでなければ聴く必要はなく、コレクターでなければ所有する必要も…

Jazz At Radio Rai

MP3のダウンロードのみの販売かと思います。リアルCDが見つからないので。いろんなミュージシャンの「Radio Rai」シリーズがあるようです。準海賊盤かな、冒頭が欠けているテイクもちらほら。 メンバーは1969年「The Song Is You」と同じ、スタンリー・カウ…

Stan The Man

ヴァーヴによるコンピレーションで、1952年から1961年の音源を集めたもの。LPは2枚組なんですが、3曲だけ、ここでしか聴けないトラックがあるので困るのです。 「But Beautiful」は1959年のストックホルムでのライブ録音ということらしいけど、拍手は聴こえ…

Getz At The Gate

1961年の発掘音源。いつもはうるさいロイ・ヘインズが割とまともに叩いていて、ヘインズファンには物足りないでしょうけど私は安堵しています。 内容はというと、すばらしい好演。ただ、やたらと高速の曲が多いという印象です。ここまで飛ばす曲ばかりで、い…

A Song After Sundown

内容は下の「Stan Getz & Arthur Fielder At Tanglewood」と同じです。曲順は「A Song After Sundown」の方がいいと思います。だって「Stan Getz & Arthur Fielder At Tanglewood」はテンポが快適な曲を前半に集めて、あとはスローが連続するという構成にな…

Stan Getz In Warsaw

このアルバムの前半5曲は、ゲッツの音源の中でももっとも多くのCDで聴けるものの1つといえる。マニアは5曲のタイトルを見ただけで、「あ、1960年のあのライブ音源ね」とわかる。知ってますよね?私は「ワルシャワ5」と名付けているw ちなみにもう1つ…

Getz Au Go Go

数曲ケニー・バレルが参加するも、基本的にはゲイリー・バートン入りカルテットでの演奏。それをバックにアストラッド・ジルベルトが歌っています。 アストラッドの優しいレパートリーは魅力的で、特に原曲のイメージをまったく変えた「It Might As Well Be …

Dear Old Stan Getz Vol.2 Out Of Nowhere

マシュマロレコードの限定盤で、私の持っているCDには「213」という番号が振られている。はい、アナログではなくCDの方です。 最初の4曲は「Swiss Radio Days」と同じテイク、最後の3曲はもっとも出回っている録音の1つ、あのオスカー・ペティフォ…

Focus

いわゆるジャズの「ウィズ・ストリングス」とはまったく違う、独特のサウンドを持ったアルバム。ムード音楽的要素は皆無なので、ストリングスものが嫌いな人も安心して聴ける。逆に、ムード的なものを求めている人にとっては「だまされた!」感たっぷりだろ…

Complete Live In Stockholm. November 21 1960 /Jazz At The Philharmonic

ヴァーヴでLP4枚に分かれていたものがCD3枚組でコンプリートとして発売されたもの。これに限らず、ポリドールから離れてようやくファン待望の音源がCD化されているのはいいことです。 ところが、コンプリートといっているのにこれはコンプリートではな…

Two Sides Of Stan Getz

LPでしか出ていないように思われているけど、実は下のCDと内容は一緒。とはいえ、こちらもちょっと入手しづらくなっているらしい。 こっちの方では曲名が1つだけ違っているけど、同じ内容です。念のため言っておくと、「Samba Triste」が「O Grange Amo…

Live In London Vol.2

「Vol.1」でもいったとおり、録音バランスのわるさとピアニストのスタン・トレーシーのまずさが気になってしょうがなかった。ピアニストについて、日本語ライナーでは「個性が強い」という表現をしているが、そういうものではなく、あまりのひどさに怒りすら…

Jazz/ Tony Bennett

トニー・ベネットのオムニバスで、ゲッツ参加の4曲が収録されている。ボブ・ブルックマイヤーの「And Friends」セッションのアウトテイクでしょう、メンバーはハービー・ハンコック、ロン・カーター、エルヴィン・ジョーンズです。ブルックマイヤーは参加…

Sweet Rain

チック・コリアの参加で有名なアルバム。ジャケットの写真は誰なんだろう。後年の愛奏曲となる「Con Alma」はこのアルバムが、初演。 テンポが目まぐるしく変わるコリアの「Litha」、最初の4ビートでのフレーズはアドリブ風だけどテーマのメロディの一部でし…

What The World Needs Now Is Love

オーケストラ入りのバート・バカラック曲集。バカラックの曲は小節数や拍子が変則的で、そのままジャズとしてやるには適していない曲も多いです。 このアルバム、当初は、バカラックなのに「I'll Never Fall In Love Again」「I Say Little Prayer」「Raindr…

Bob Brookmeyer & Friends

なぜボブ・ブルックマイヤーのリーダーでこのメンバーを集めることができたのかと思ってしまう。ゲッツのほか、ゲイリー・バートン、ハービー・ハンコック、エルヴィン・ジョーンズ、CD追加曲ではトニー・ベネットも。エルビンのドラムがやはり特徴的で、…

Sweetie Pie

貴重な音源が詰まったコンピアルバム。冒頭「Sweetie Pie」は前半はルーストのスタジオ録音そのままで、フレーズも使い回しなんだけど、ゲッツがやたらと長くソロをとっていて、後半は聴いたことのない(あたりまえなんだけど)フレーズが登場、けっこうおも…

Plays Music From The Soundtrack Of Mickey One

おそろしくつまらない、ゲッツの名前が冠されているものの中でダントツにつまらないアルバム。二度と聴かないつもりだったけど、改めて聴いてみました。 まず、これはジャズではない。サントラ盤なのか。でもタイトルを見るとそのままサントラというわけでも…

Live Jazz From Club 15

このシリーズでほかにもいろいろあるらしい。アマゾンで探すと同タイトル別ミュージシャンでたくさん出てくる。ラスベガス、トロピカルホテルのブルールームというところでのライブ録音。 ゲッツのこのライブ録音は1966年10月22日とあり、ディスコグ…

Stan Getz At Large Plus Vol.1,2

「Stan Getz at Large」のセッションで発表されなかった3曲が、2枚に分けて収録されている。昔は入手困難だったのに、今はアマゾンでこんなものが買えます。↓ 私はけっこうな額で2枚別々のものを買ったんですけどね。待てば安く買えたのね。 未発表だったの…

Stan Getz At Large

もともとはヴァーヴ制作の音源ではなく、デンマーク、コペンハーゲンでの現地主導の録音をヴァーヴで発表したものでしょう。だから「Stan Getz At Large Plus」というアルバムもあるわけです。 冒頭の「Night and day」が始まった瞬間、そうそう、この曲はこ…

Polish Radio Jazz Archives 01

ホントに、このアルバムが発売されたころは同じく1960年のライブがたくさん発掘されていた。「またか」と思いながらも、どれもこれも抜群の内容。もしかしてゲッツの絶頂期は1960年なんじゃないかと思うほど。 このアルバムは曲名を眺めていると「ワルシャワ…

In Sweden 1958-60

内容としてはヴァーヴの「Imported From Europe」のスタジオセッション全貌にいくつかのライブ音源を加えた内容。厳密には逆で、スウェーデンで現地のレコード会社が主導して製作した音源を、アメリカではヴァーヴがまとめて発売した、という流れでしょう。 …

Stan Getz Miles Davis Rare Live

ジャズ界でもっとも期待外れの1枚。まずこの2人の共演ではないのにこのジャケット。マイルス・デイヴィスの方の録音も、レスター・ヤングの衰えっぷりが悲しくなるんだけど、やはりゲッツの録音について。 このアルバムがどうして期待されるかというと、ス…

Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986 Woody Herman

ウディ・ハーマン楽団の1966年と1986年のライブを収録したもの。この頃は往年の鋭さもなく、ゲストと新人アレンジャーでなんとか客を集めていたのでしょう。 1966年のコンサートの方は2曲。お約束の「Four Brothers」と「Early Autumn」です。いつもこの2曲…

Swiss Radio Days Jazz Series Vol.29

この発掘音源が発売されたころって、同じような50年代末~60年の欧州ライブ録音の発掘音源がたくさん発表されていて、その中にはちょっと首をかしげるような内容のものもあった。さらに、もともと発売されている同様の北欧録音なんかとレパートリーも似…

Without A Song

ジャケットにはベニー・グッドマンが映っている。ゲッツはオットーリンクのメタルを吹いているという、実は貴重な写真。スウェーデン、デンマーク、ポーランドでの録音を集めたもので、12曲収録。後半の5曲はゲッツファンならおなじみの「ワルシャワ5」。勝…

Stan Getz & Bill Evans

素晴らしい顔合わせだけど、不思議と謎だらけのアルバム。個人的には好きですけど。 「謎:なぜゲッツのジャケット写真がこんなにかっこわるいのか」 ジャケットのゲッツの写真がぼけているしかっこわるいよね。ビル・エヴァンスの方はバッチリカッコいいの…

Voices

ストリングスの代わりに混声コーラスがバックについた作品。もともとはウェス・モンゴメリーのために録音したバックトラックだったそうだけど。 というと興味深く思えるんだけど、実際は期待(?)のコーラスの音量が小さくて、フツーに聴けてしまうのが残念…