スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

80年代

Let There Be Love/Dee Bell、Eddie Duran、Stan Getz

これはリーダーこそディー・ベルということになっていますが(それとも3者名義?)、はっきり言うと、ベルの歌はイマイチ。これはゲッツの歌伴を聴かせるための、ゲッツのためのアルバムではないでしょうか。とはいえ、ゲッツ不参加曲も3曲ありますが。 ジ…

Aurex Jazz Festival 1981 All Star Jam Session

1981年、オーレックスジャズフェスティバルでのライブ録音。全9曲のうち、ゲッツは「The Girl From Ipanema」と「Bag's Groove」に参加。しかし、嫌気がさしていたイパネマを演奏するなんて、やっぱり1981年以降のゲッツは心を入れ替えているんだなあと思い…

Midnight Sun /Herb Alpert

ゲッツとは大親友だったというハーブ・アルパート。日本では「ハープ・アルバート」と名前を微妙に間違われることが多い。ハーブ・アルパートとゲッツは長く親友だったようですね。A&Mの創始者でもある彼は、ゲッツのA&Aレコーディング「Apasionado」のプロ…

Timeless /Diane Schuur

ゲッツは1979年のモンタレー・ジャズフェスティバルで初めてダイアン・シューアを聴いて圧倒され、その場で支援していくことを申し出たそうです。さて、そのシューアの歌伴としてゲッツは3枚のアルバムに参加してます。死後のオーバーダブのものを入れれば4…

Quintessence, Vol. 2 /Stan Getz Quartet With Chet Baker

「Vol.1」と違い、チェット・ベイカーのボーカルが入っていないのが何よりうれしいw 楽曲は、ゲッツとしては30年以上ぶりの「Conception」や、おそらく唯一の録音「It's you or no one」など(と当初は思っていたら発掘音源が出てきて違うことがわかりまし…

Quintessence, Vol. 1 /Stan Getz Quartet With Chet Baker

冒頭のアナウンスのあと、ゲッツによる「I'm old fashoned」が強烈にカッコいい。ルバートでピアノと一緒に進み、AABAの最後のAでフレーズを繰り返すところなんか最高(ん、この曲はABCAときうべき?)。しかし、そのあとチェット・ベイカーの歌が入…

Swing Street /Barry Manilow

バリー・マニロウのアルバムで「Summertime」に参加。なんとバリーとダイアン・シューアとのデュエットで、そこにゲッツがからむ。前奏からゲッツがむせび泣き、一番手のダイアンからゲッツがずっとからんでいて、まるでゲッツが主役のよう。バックにいるけ…

Live In Paris

パリでのライブはたくさんあるので、内容をしっかり見ないと同じ録音を買ってしまうことになるので注意が必要。 1982年のライブで、メンバーも選曲も「またいつものやつね」と思いがちだけど、あなどっていると痛い目にあう。非常に良質のライブ演奏。 タイ…

Voyage

ひところ入手困難となって幻の名盤扱いされたアルバム。レーベル自体がマイナーだったしね。確かに内容は抜群で、マストアイテムの1つでしょう。なんとこのアルバム、「ゲッツが初めて最後まで素面で作った最初のレコード」なんだとか。かなり疲れたようで、…

Homage To Charlie Parker

ゲッツのほか、ジャッキー・マクリーンやフィル・ウッズ、ミルト・ジャクソンなど錚々たるメンバーによる1989年の録音。ゲッツは4曲参加。 冒頭の「Birks Works」は「Steeplechase」の間違い。マクリーンは衰えた感じがあるけどウッズは年を重ねるごとにつ…

Stan Getz, J.J. Johnson Quintet Live In Chicago 1988

あのオペラハウスの約30年後の再開セッション。ジャケット写真が若いな~ 選曲はオペラハウス盤といくつかかぶっている。ファンサービスなのだろう。 なんとなく音質はわるくないと思うけど、よく聴いてみるとゲッツの音色のレンジが狭く、きれいに聴こえな…

Poetry /Stan Getz & Albert Dailey

1983年、ゲッツとアルバート・デイリーのデュオ。デイリーと言えば70年代中盤くらいまでゲッツのレギュラーカルテットのメンバーだったわけで、なぜいまになってデイリーが、と思いますよね。このアルバム録音の頃のメンバー、ジム・マクニーリーが他のバン…

The Stockholm Concerts /Stan Getz & Chet Baker

チェット・ベイカーとの北欧ツアーで、「Quintessence」の前日の録音。こちらはスウェーデン、あちらはノルウェーのライブ。ついでにいうと、こちらはCD3枚組、あちらは別売りで2枚というボリューム。 CD3枚組だけど、内容は2日間のライブをおさめている…

Empty Shells

おそらくゲッツの音源でもっとも海賊盤が多いのが、このライブ音源。ゲッツのファンは曲名を見ればすぐにピンとくる。ちなみに2番目に多いのがワルシャワの録音の5曲ね。 チャック・ローブを入れてフュージョン色を強めているんだけど、ローブのソロはフレ…

Blue Skies

この頃のゲッツのアルバム、この「Blue Skies」のほか「Spring Is Here」「The Dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。 冒頭「Spring Is Here」がタイトルの印象とは違って暗い曲…

Carryin On /Michele Hendricks

「Old Devil Moon」と「Prelude To A Kiss」の2曲にゲッツが参加している。それがどちらも素晴らしい。「Old Devil Moon」はイントロ含め曲の最初からどんどん歌にからみ、ソロではストックフレーズを交えながら盛り上げる。よくラテン風で演奏されるけど、…

Apasionado

このアルバムを「いまさらゲッツがまたフュージョンか」といった人がいたけど、本質を見ていないと思う。ゲッツのフュージョンというのはまさに単なる フュージョンではなく「ゲッツのフュージョン」というジャンル、スタイル。一般的な高音域で泣き叫ぶフュ…

Soul Eyes

つぶれた写真のトホホさにつられてはいけない。大名盤である。 聴き飽きているはずの「Voyage」「Blood Count」もやはり何度聴いてもすばらしい。単なるスローブルースなのにどうして盛り上がるのかわからない「Stan’s Blues」も、やっぱりエキサイトしてし…

Spring Is Here

「The Dolphin」と同時期のライブで、姉妹作と言えます。「The Dolphin」はリアルタイムで発表されたけど、こっちはゲッツの死後の発表作。演奏内容は当然良すぎるんだけど、選曲がバラード中心になっているのはいかにもアウトテイク寄せ集めアルバムか。そ…

Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986 Woody Herman

ウディ・ハーマン楽団の1966年と1986年のライブを収録したもの。この頃は往年の鋭さもなく、ゲストと新人アレンジャーでなんとか客を集めていたのでしょう。 1966年のコンサートの方は2曲。お約束の「Four Brothers」と「Early Autumn」です。いつもこの2曲…

The Dolphin

私が好きなゲッツのアルバムではベスト3に入ります。 「ゲッツがそれまでのヒット狙いをやめて、原点回帰したアルバム」といわれていて、実際そのとおりだと思う(このあともポップなフュージョンを数枚録音しているけど)。 1曲目の「The dolphin」の美し…

1100 Bel Air Place /Julio Iglesias

まさかフリオ・イグレシアスのアルバムに参加しているとは驚きました。「世界の恋人」のバックで。 ゲッツは「When I fall in love」に参加。ソロに関してはいうことなし。ただ、このテイク、バックの関係でそう聴こえてしまうのか、わざとそういうアレンジ…

Schuur Thing /Diane Schuur

ゲッツが応援していたというダイアン・シューア。このアルバムでは2曲に参加。まずは「It don't mean a thing」。クイーカを入れたサンバ風リズムで、歌は早々に終わりすぐにゲッツのソロにチェンジ。バッチリのソロを聴かせたあとは歌との2小節交換(4分の…

Anniversary

87年のライブ。ジャケットの写真はゲッツが最後に愛した女性、サマンサ・セセーニャ。このアルバムの収録にもれたのが後年「Serenity」として発表されるんだけど、どちらも文句ない内容。 こっちは1曲をのぞいてバラードとミディアムテンポ。どの演奏も神憑…

Yours And Mine

1989年、かなりの名盤だと思う。1曲目「You'd Be So Nice To Come Home To」は普通のスタンダードながら、ゲッツの公式録音は初めてじゃないかな?(youtubeには1962年の動画がアップされているけど)。これがすばらしい演奏で、けっこうフレーズもコピーで…

Bossas & Ballads: The Lost Sessions

「Bossa」という言葉にはボサノヴァという意味はなく、「Bossa」という音楽があるわけでもないので、この「Bossas & Ballads」表現はこのアルバムの内容を伝えるには不適当らしいですが、ゲッツのバラードとボサノヴァを中心に録音された1989年の未発表セッ…

Billy Highstreet Samba

ゲッツのソプラノサックスが聴けるアルバムとして有名だね。アルバムタイトルにあるビリー・ハイストリートというのは、ツアーマネージャーのオランダ人ビリー・ホーフストラーテンのこと。詳しくは評伝に書かれているけど、ゲッツが晩年非常に信頼を寄せて…

Repetition /Jimmy Gourley

名前はジミー・ゴーリーと読むの?1981年の録音で、ゲッツがサイドマンとして2曲参加。この人、なぜいきなりゲッツをサイドマンとして録音してるのかなあと思っていたら、少なくとも50年代にゲッツと共演してるんですね。縁はある。「'Round Midnight In Par…

Friends for Schuur /Diane Schuur

ここだけで聴けるゲッツの演奏というのが1曲、「Easy Living」の歌伴として収録されているのですが・・・これはゲッツの死後の編集による疑似歌伴です。ヘレン・メリルのアルバムのように、ゲッツの未発表録音にあとでオーバーダブしたというものではありま…

Blossom Of Stars /Helen Merrill

ヘレン・メリルとのアルバム「Just Friends」録音のときの未発表テイク3曲が収録されています。それが「My romance」「MIsty」「ブラームスはお好き」だから、ラインナップを見るだけで期待してしまう。いえ、内容はわるくないですよ、ゲッツ参加トラックに…