スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

60年代

Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida

ゲッツはボサノヴァといわれるアルバムを短期間に集中して録音した。最初の「Jazz samba」が1962年、そしてスタジオ録音ではラストになるこのアルバムが1963年。「Getz/Gilberto」の2日後の録音。ライブでは1964年にアストラッド・ジルベルト入りの作品も残…

Stan Getz Bob Brookmeyer Recorded Fall 1961

ボブ・ブルックマイヤーとの録音は、どれもゲッツの音色が良く録れている気がします。このアルバムもユニゾンのメロディからサブトーンがばっちり聴きとれます。 1曲目は3拍子のブルックマイヤーのオリジナル。ロイ・ヘインズは3拍子でよくやるいつものワン…

Nobody Else But Me

ゲッツはこの頃のボサノヴァの大ヒットにより自分のジャズのアイデンティティが埋もれてしまうのを恐れていたそうで、改めてストレートなジャズをやろうとしていました。このアルバムが録音されたとき、まだ「Getz/Gilberto」は発表されていなかったのに、も…

The Song Is You

1969年、メンバーはスタンリー・カウエルにミロスラフ・ヴィトゥス、ジャック・ディジョネット。そういうこともあり、一部の評論では「ゲッツが若手についていけていない」という論調もあるが、まったく的外れ。彼らが自分の演奏しかできずリーダーの音楽性…

LIve in Düsseldorf 1960

ボサノヴァ以前のあまり知られていない1960年ライブ、おまけにドイツのジャズフェスティバル、5曲入りで「Out Of Nowhere」が2テイクも入っている、あとはいつもの「Woody'n You」など目新しい曲もなし・・・ なんてことを知ると、まったく期待できないア…

Stan Getz Quartet At Birdland 1961

音質はいかにもエアチェックというわるさ、でもゲッツのプレイはよい。ロイ・ヘインズもあまり目立たないのでOK。とにかくベースのジミー・ギャリソンがいい演奏をしている。スコット・ラファロ事故死からほぼ4か月後の録音。 ただ、このアルバムはライン…

Getz/Gilberto #2

このアルバムほど不思議・意味不明なものも珍しい。ゲッツとジルベルトといいながら、実はオリジナルフォーマットでは共演曲はなし。ゲッツはすでにゲイリー・バートン入りカルテット、ジョアン・ジルベルトは自身のトリオで演奏。当時このアルバムを買った…

Live In Amsterdam, Dusseldorf & Zurich 1960

当時の欧州ツアーの録音。ドイツやスイスの録音はすでに発売されているものだし(「LIve in Düsseldorf 1960」「SWISS RADIO DAYS JAZZ SERIES, VOL.29」)、この頃はほかにもスウェーデンやデンマークなどいろいろな録音が残っているので、すべて保有済み音…

Live In London

このアルバムを聴いて、ほとんどの人が違和感を覚える。その正体を明かします。 1964年のライブで、ゲイリー・バートンの曲をやっているけどバートンは参加していない。バートンとの初共演は評伝によれば1964年1月のカナダツアー。このロンドンライブの録音…

Cool Velvet

はっきりいってかなりの駄作だと思う。ゲッツの音色は一般的な普通のストリングスものには合わないのだなあと思う。 いや、ダメな理由はそれだけではない。アレンジがわるい。ジャズではない。ストリングスものでもジャズはジャズ。 最たる理由は選曲だ。ノ…

The Vancouver Concert 1965

「コンサート」と書いてあるのに観客の声も聴こえず明らかにスタジオ録音。曲ごとにMCが入るんだけど、これもエアチェック風でなくマイクによるラインで集音しているのがわかる。 英文ライナーを読むと「ラジオ放送のために録音したもの」と書いていある。…

Jazz Samba Encore!

「Jazz Samba」で火がついたボサノヴァブーム、いよいよ本場ブラジルのミュージシャンの参加が実現したわけだけど、ボサノヴァとはなじみがないルイス・ボンファとちょっとこわいwマリア・トレード、そして本当は演奏家というより作曲家のアントニオ・カル…

Stan Getz Quartet In Paris

もともとは下のアルバムだったものを、分散していた音源を集めてユニバーサルが「Jazz in Paris」という企画で再販したもの。 「Jazz in Paris」けっこうたくさん出ていて、ボックスにもなっている。 さて、このアルバム、ジャズ批評では高評価だったけど、…

Music Minus One Guitar: For Guitarists Only! Jimmy Raney Small Band Arrangements

ディスコグラフィーを見るとこんなのが載っています。ゲッツは「Stu berry」という名前で参加。マイナスワンということだからどんなものかは予想がつく、要するにジェイミーみたいなものでしょう、でもオブリのようにゲッツのソロもちょっと聴けるんじゃない…

BIg Band Bossa Nova

すみません、実は当初はこのアルバム好きじゃありませんでした。だってビッグバンドでボサノヴァですよ?違うでしょ、これだからアメリカ人は、という印象でした。実際聴いてみてもまだアメリカ人だけで間違ったボサノヴァをやっている時代だし、「Chega de …

Reflections

このアルバムの録音は1963年10月。すでにボサノヴァをやめて新しいことをやろうとして、まず最初に録音したのがこのアルバムです。これまたかなりの方針転換だ。ボサノヴァの音源を録り貯めて小出しで発表していこうとしていたヴァーヴなので、そもそもこの…

Duesseldorf 1960 /John Coltrane

youtubeで動画がアップされ、DVDが先に発売されていた音源。個人的にはDVDよりやはりCDで音のみに集中して聴きたいので、これが発売されて良かったです。ドイツのデュッセルドルフ、JATPの欧州公演でマイルス・デイヴィスのグループやゲッツのバ…

Getz/Gilberto

誰かがいっていたように、このアルバムを低く評価するボサノヴァファンはえせボサノヴァファン、このアルバムを低く評価する音楽ファンは視野の狭い素人。かっこつけようとする人ほどこのアルバムを悪くいう。「私はわかっている」といわんばかりに。 ジョア…

Jazz Samba

いろんなところでいわれているように、サンバでもボサノヴァでもない音楽です。やたらとこだわる人がいるけど、このさわやかさとゲッツの美しいフレーズはそんなことどうでもよく感じさせてくれる。呼び名が気にいらなければ変えてもいい、音楽自体は変わら…

Didn't We

ゲッツのオーケストラものとしては有名ではないけれど、内容は素晴らしい。リズムセクションも参加しているけど、ジャズではない。イージーリスニング層を狙った極上のポップス。ほめ言葉ですよ。 なじみのない曲が多いけど、どれも佳曲。「Go away little g…

Stan Getz And Guests Live At Newport 1964

ゲイリー・バートン入りカルテットの発掘音源。そのわりには音量バランスがいいというかゲッツの音がくっきりしていて、発掘もの特有のストレスは感じない。 レパートリーはこのカルテットの録音ではおなじみの曲ばかり。冒頭、「Waltz For A Lonely Wife」…