2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
1951年から1952年までの録音を収めたこちら「Vol.2」は、「Vol.1」と比べるとゲッツがすでに力強い演奏になっていて、すでにそれまでのスタイルから脱却していることがわかります。変化しているというより、もともとちょっと無理していわゆる「クール」と評…
昔は、ルーストでのゲッツのスタジオ録音は、「Chamber Music」とか当初のフォーマットでなく、コンプリートシリーズ1と2を買って、あとは「The Sound」を買えばすべて揃うというのが定番でしたが、いまはたった1つ「Complete Roost Recordings」というボ…
ヘレン・メリルとのアルバム「Just Friends」録音のときの未発表テイク3曲が収録されています。それが「My Romance」「MIsty」「ブラームスはお好き」だから、ラインナップを見るだけで期待してしまう。いえ、内容はわるくないですよ、ゲッツ参加トラックに…
このアルバムは、やはりB面の北欧録音の人気が高いのでしょう。なんといっても「Dear Old Stockholm」のジャズ初演だから。アナログでいうA面とB面の温度が全然違う、ジャズ批評には「空気が変わる」と表現されていたと思います。 ゲッツ、初のスウェーデン…
このジャケットでは、マウスピースがオットーリンクのメタルに見えるんだけど、どいうかな。デビッド・ストーン・マーチンによる下のオリジナルジャケットより、上の方が好きです。 ノーグランと契約をしていたゲッツですが、興行主ノーマン・グランツによる…
ゲッツがバリトンを吹くというアルバム。ゲッツのバリトンはゲッツらしくないけど、ジェリー・マリガンのテナーはゲッツらしくないので、それでどっちがどっちかわかります。ジャズ批評では間違った解説をしていたようですけど。ソプラノを吹く録音もあるわ…
1970年代のビル・エヴァンスは美の極致。そこにゲッツが加わるのだからわるいわけがない。このアルバムはベルギーでのライブ録音。マスターが行方不明になったのか権利関係かわからないけど、ライブから18年後にようやく陽の目を見ました。こんなに素晴らし…