2021-01-01から1年間の記事一覧
このブログで何度か「トンデモゲッツ」という言葉を使っていますが、それが何のことか皆さんおわかりでしょう。トンデモゲッツとは「当時はかっこよかったかもしれないけど、今聴くとすごくかっこわるい」「ちょっと笑っちゃう」「現代の耳で聴くと、だっさ…
JazztimeのCD-R海賊盤。「Final Concert Recording」でのメンバー、すなわちケニー・バロン、アレクッス・ブレイク、テリ・リン・キャリントンとのカルテットというだけでもかなり期待できるし、収録曲には「Seven Steps To Heaven」もあるのだからかなり楽…
JazztimeのCD-R盤ですが、はい、毎度のごとく良い内容です。2枚組で名演がぎっしり。ジャケットは「Yours And Mine」の流用ですが、内容に免じて気にしないでいただきたいです。ベースが森泰人というとコンコード盤「Soul Eyes」を思い出しますが、はい、メ…
JazztimeのCD-R盤ですが、またまた内容がかなり良いです。ただ、知らない曲が多い・・・1トラック目(1曲目としましょう)のアナウンスに続いて、「Jeepers Creepers」のメロディが引用されるようなきれいな曲は、曲名不明。それに続く曲はゲッツの晩年の…
Jazztimeの海賊盤CD-R。2枚組です。このシリーズはどれもこれも「期待していなかったらすごい演奏が詰まっていた」という感じ。これだって、ジャケットは「Another World」のものを流用しているし、チャック・ローブがいる時点でまったく期待していなかった…
Jazztimeの海賊盤CD-R。このレーベル(?)、つくりはテキトーに見えて内容がすごいものだらけ。これは1975年4月1日のライブで、5月には「The Best Of Two Worlds」を録音するわけです。メンバーはやはりアルバート・デイリー、ベースはクリント・ヒュースト…
「Jazztime」というレーベルなのでしょうか、「ステレオサウンドボードレコーディング」というのは会社名でなく単なる音源メディアの話?海賊盤をたくさん販売しているところのCD-R商品です。ジャケットからも海賊盤であることがよく伝わってきます。ファン…
マニアの方はご存じで、「何をいまさら」と思うかもしれませんが、スタン・ゲッツに関する意外な事実をここに挙げてみます。 「1.ボサノヴァをやっていたのはたった3年」 ゲッツと言えばジャズの世界ではボサノヴァの代名詞ですが、本人は売れすぎて自分…
2021年2月9日、チック・コリアが亡くなりました。 ゲッツはサイドマンにはほぼ無頓着だったそうですが、チック・コリアやトニー・ウイリアムス、スタンリー・クラークとの1972年のバンドは非常に気に入っていて遺留したとか。実際には1953年のジミー・レイニ…
基本的に、ゲッツはオリジナル曲を書かないミュージシャンとされています。それでもレコードにはゲッツ作曲とクレジットされているものもあります。それについて検証してみたいと思います。基本スタンスは「ゲッツはほぼ作曲などしていない」というものです…
このプログは、スタン・ゲッツのファンが思ったことを書いているだけのものですが、基本的にはアルバム単位で話をしているため、故人であるゲッツの発掘音源が出てこないと更新が原則としてストップしてしまいます。ゲッツについて思うこととか、ベストソロ…
これはリーダーこそディー・ベルということになっていますが(それとも3者名義?)、はっきり言うと、ベルの歌はイマイチ。これはゲッツの歌伴を聴かせるための、ゲッツのためのアルバムではないでしょうか。とはいえ、ゲッツ不参加曲も3曲ありますが。 ジ…
このアルバムをなめてはいけません。ロン・カーターのプレイにはズッコケますが、それでも非常にいいアルバムです。私はこのリーダーの人を存じ上げないのですがすごい人なのかな。ゲッツは3曲に参加しています。 ジャケットを見ると全般的にラテンサウンド…
ジャズ批評119号の記事で酷評されていたアルバム。結論から言うと、そのとおり、どころかそれ以下です。ある意味「世紀の駄盤」。 まずジャケット。この不機嫌な表情、なぜこの写真にしたのでしょう。このときのゲッツは41歳、これまた老けた写真を選ばなく…
いままでいろんな海賊盤音源を聴いてきましたが、おそらくこれが最低音質。「 Live At La Spezia Jazz Festival (Italy, July 7, 1979) 」よりもひどいですよ。客席からのエアチェックで、拍手の音ですべてがかき消されて聴こえなくなります。ゲッツのソロが…
実はこのスタン・ゲッツに関するブログは、けっこう昔にlivedoorブログで取りかかったことがありました。当時から、というか、ジャズを聴き始めてからずっとゲッツファンの私は、ゲッツの魅力や思ったことを書き留めておきたいと思っていたのです。 ところが…