スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

時代区分について

他の人はどうか知りませんが、私はゲッツのアルバムを語るときの時代区分はピアニスト(またはギター、ヴァイヴ)で区切っています。つまりハーモニー楽器のサイドマンによって区切ります。「ラヴァーン時代」「チック時代」などというように。たった数年の…

Complete Roost Recordings

「Complete Roost Sessions」というのがありますが、あれはスタジオ録音のみ。それら「Complete Roost Sessions」の1と2のほか、「 Stan Getz At Storyville 」(当然1と2)、それからジョニー・スミスの「 Moonlight in Vermont」が収録されているほか…

The Complete Bill Evans On Verve

「 Stan Getz & Bill Evans」でのアウトテイクのいくつかが、この高額なボックスにのみ収録されている。「 Stan Getz & Bill Evans」の項にも書いたように基本的に断片ばかりで、相当のマニアでなければ聴く必要はなく、コレクターでなければ所有する必要も…

Live At La Spezia Jazz Festival (Italy, July 7, 1979)

MP3のダウンロードのみの販売でしょう。典型的な海賊盤、音質も雑音がひどい。とにかく客席からの声がうるさい。前半だけ聴くと「この程度ならいい」と思うかもしれないけど、後半、割れまくってるテイクもありますよ。メンバーは最後のMCで、アンディ・ラヴ…

Jazz At Radio Rai

MP3のダウンロードのみの販売かと思います。リアルCDが見つからないので。いろんなミュージシャンの「Radio Rai」シリーズがあるようです。準海賊盤かな、冒頭が欠けているテイクもちらほら。 メンバーは1969年「The Song Is You」と同じ、スタンリー・カウ…

Berlin1974

バーコードなどついていますが、たまに見られるCD-Rでの販売。Megadiscというレーベルというかメーカーというか、そこの発売です(ちなみに私がほかに保有している同社ものは、バーコードはついていません)。それでも音質は悪くなく、録音日などもちゃんと…

Academy Of Jazz

この時代のボブ・ブルックマイヤーとのバンドは、ゲッツのキャリアの中でもっともつまらない時期だと思う。なぜか。50年代の北欧でダラダラやっていたときはレパートリーに魅力はなくても悪くはなかった。それに対して、この時代は、ブルックマイヤーが入っ…

ジャズ批評No.119

ジャズ批評のスタン・ゲッツ特集号。これを最後に、ジャズ批評は季刊から隔月刊になりました。 内容について言えば、大物評論家の文章も含めて全体的に「わかってないなあ!」という感想です。いえいえ、それでこそジャズファンですよね。ジャズファンは「自…

The Complete Interpretations Sessions

ジャケットを見てわかるように、「Interpretations」のセッションを集めたもの。だけど別テイクらしきものが3つ入っています。 まず、「Interpretations #3」の「It Don't Mean A Thing」の別テイク。なんだかのんびりほんわかしていて、本テイクより緩い…

Aurex Jazz Festival 1981 All Star Jam Session

1981年、オーレックスジャズフェスティバルでのライブ録音。全9曲のうち、ゲッツは「The Girl From Ipanema」と「Bag's Groove」に参加。しかし、嫌気がさしていたイパネマを演奏するなんて、やっぱり1981年以降のゲッツは心を入れ替えているんだなあと思い…

Stan The Man

ヴァーヴによるコンピレーションで、1952年から1961年の音源を集めたもの。LPは2枚組なんですが、3曲だけ、ここでしか聴けないトラックがあるので困るのです。 「But Beautiful」は1959年のストックホルムでのライブ録音ということらしいけど、拍手は聴こえ…