スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

Seven Faces Of Valentine /Chet Baker

このアルバムはチェット・ベイカーによる「My Funny Valentine」が7曲入っているというとんでもないものなんだけど、そのうち1つがゲッツとの80年代の北欧ツアーでの録音。 80年代の北欧ツアーはヴァーヴからもコンコードからもライブ盤が発売されているけど…

Small World /Huey Lewis & The News

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースがそれまでの純粋アメリカンロック路線から方向転換をして、スカっぽいサウンドを取り入れたりインストルメンタル曲を2曲も収録したりして、「ロックを辞めた」などと言われ商業的に失敗したアルバム。 ところが、このインス…

Duesseldorf 1960 /John Coltrane

youtubeで動画がアップされ、DVDが先に発売されていた音源。個人的にはDVDよりやはりCDで音のみに集中して聴きたいので、これが発売されて良かったです。 ドイツのデュッセルドルフ、JATPの欧州公演でマイルス・デイヴィスのグループやゲッツの…

Live In Stockholm 1978

同内容の映像作品も出ているけど、音楽に集中するならCDの方がいい。映像を見ることで、実は不思議なシチュエーションでのライブだということはわかりますが。 ゲッツが愛し、ゲッツを愛するストックホルムで、急遽決まったライブでしょう、ゲッツが共演者の…

Getz/Gilberto

誰かがいっていたように、このアルバムを低く評価するボサノヴァファンはえせボサノヴァファン、このアルバムを低く評価する音楽ファンは視野の狭い素人。かっこつけようとする人ほどこのアルバムを悪くいう。「私はわかっている」といわんばかりに。 ジョア…

L.A.Get Together

これとまったく同じジャケットのフレッシュサウンド盤で「Live At The Haig」として販売されているアルバムがありますが、たぶん内容は先に発売された「L.A. Get Together」と同じなのではないかと思います。私は「L.A. Get Together」の方しか持っていませ…

Take It To Heart /Michael Mcdonald

ゲッツは1曲のみ参加。その曲自体、「マイケル・マクドナルドがこの曲かあ」となんだか不思議な気分になりますが。 聴いているとずっと歌が続き、ゲッツが出てくる気配もない。だんだん不安になってくる。さんざん歌で引っ張って「本当のゲッツ参加してるの…

Jazz Samba

いろんなところでいわれているように、サンバでもボサノヴァでもない音楽です。やたらとこだわる人がいるけど、このさわやかさとゲッツの美しいフレーズはそんなことどうでもよく感じさせてくれる。呼び名が気にいらなければ変えてもいい、音楽自体は変わら…

Didn't We

ゲッツのオーケストラものとしては有名ではないけれど、内容は素晴らしい。リズムセクションも参加しているけど、ジャズではない。イージーリスニング層を狙った極上のポップス。ほめ言葉ですよ。これはかなり好きなアルバムですね。 はっきりいってなじみの…

Brasil /The Manhattan Transfer

スタン・ゲッツが1曲だけ参加しているだけでなく、なんと作曲者のジャヴァンまで参加しているというレアものです。ライブ映像がYoutubeにもありましたね。 ジャヴァンの楽曲はとにかく個性的、MPBはほとんどがそうですが北半球では生まれようもないメロ…

Dear Old Stan Getz Vol.1

マシュマロレコードから発売された、999枚限定CD。私の持っているものにはサインペンで「044」と書いています。誰か番号がダブっていたら、999枚限定というのはウソということになりますが、まさかそんなことはないよね。 内容は50年代初期のアルバム「T…

The Peacocks

このアルバムはサブタイトルとして「Presents Jimmie Rowles」とある。ゲッツがジミー・ロウルズを紹介するという趣旨か。ロウルズはピアノとヴォーカルを担当しているほか、ロウルズの作曲としてアルバムタイトルにもなった「The Peacocks」も収録されてい…

Just Friends /Helen Merrill

「ニューヨークのため息」でしたっけ、ヘレン・メリルとの最初で最後の共演盤(このときの未発表テイクが別のアルバム「Blossom Of Stars」で発表されますが)。メリルのたってのオファーで実現し、欧州でほんの少しのゲッツの空き時間を使い、メンバーを揃…

Monterey Jazz Festival 1979 /Woody And Friends

ゲッツは「What Are You Doing The Rest Of Your Life」にのみ参加。ほかのゲッツ不参加曲も良く、「Manteca」とかもすごくかっこいいのだけど、ここでは割愛します。 オーケストラをバックに、スローにゲッツがアウフタクトからテーマを吹く。もともとミシ…

Stan Getz And Guests Live At Newport 1964

ゲイリー・バートン入りカルテットの発掘音源。そのわりには音量バランスがいいというかゲッツの音がくっきりしていて、発掘もの特有のストレスは感じない。 レパートリーはこのカルテットの録音ではおなじみの曲ばかり。冒頭、「Waltz For A Lovely Wife」…

Serenity

まったく期待せずに買ってみたら、とんでもなく気にいってしまったアルバム。ゲッツが保有していた音源の一部を「Anniversary」として発表し、その残りをこのアルバムで発表しました。ヘレン・メリルとの共演アルバム「Just Friends」を作る際にゲッツが付け…

Captain Marvel

硬派なジャズファンの間で「ジャズが好き」といって、「スタン・ゲッツが好き」といったら、「君は何もわかっていない」といわれる。 スタン・ゲッツのファンの間で「キャプテン・マーヴェルが好き」といったら、「おまえは何もわかっていない」といわれる。…