スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Blue Skies

http://www.music-bazaar.com/album-images/vol1001/274/274067/2133661-big/Blue-Skies-cover.jpgBlue Skies

この頃のゲッツのアルバム、この「Blue skies」のほか「Spring is here」「The dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。

冒頭「Spring Is Here」がタイトルとは違って暗い曲なのに、続く「Antigny」がまた暗い。2曲で、このアルバムは暗いというイメージが定着してしまった。「Easy Living」はダイアン・シューアが多重録音に利用したテイク。

 

唯一速い「There We Go」は、ジム・マックニーリーらしい曲想。エキサイティングなソロが聴かれる。そして、このテンポで演奏するのはゲッツしかいないであろう「Blue Skies」。これは好き嫌いが分かれると思う。

ラストの「How Long Has This Been Going On?」はヴァースをイントロにしているのがかっこいい。この曲も、シューアがゲッツの歌伴で録音しているよね。こちらはリアルタイムでの共演だけど。

 

Blue Skies

Blue Skies

 

Sweet rain

Sweet Rain

チック・コリアの参加で有名なアルバム。ジャケットの写真は誰なんだろう。

テンポが目まぐるしく変わるコリアの「Litha」、最初の4ビートでのフレーズはアドリブなんだろうか、他のライブ録音でも演奏しているんだけど、ゲッツのソロフレーズとしての特徴があるんだよなあ。もっというとコリアが「書いた」フレーズには思えない。ゲッツのストックフレーズなのかな。

2曲目の「O grande amor」は、このリズムセクションでは全然ボサノヴァに聴こえず、ゲッツも「Getz/Gilberto」のときとは違いやたらとエモーショナル。ジャズとしては素晴らしいけど、ボサノヴァファンには許容範囲を超えているというか、普通のジャズになっている。私は大好きですけどね。

「Sweet rain」はアルバムタイトルにもなっているけど、一番ピンと来ない曲なのかもしれない。これは曲を理解すると、このスローテンポがすごくエキサイティングに思えてきます。

最後の「WIndows」はマイクロソフト賛歌、いえ冗談です。多彩なフレーズが組み合わさったコリアのオリジナル曲で、静かに始まって一気にホットになるところが最高。

 

スウィート・レイン

スウィート・レイン

 

Municipal Auditorium Topeka Kansas February 55 /Count Basie

http://digilander.iol.it/nrascio/Covers50/Topeka.jpg

カウント・ベイシー楽団のライブアルバムで、ゲッツ参加曲が4つ入っている。ほかはレスター・ヤングサラ・ヴォーンなどとの共演。

 

それにしてもゲッツとベイシー楽団の共演はどういう経緯で実現したのか。合うのかなあと心配になる。ベイシー本人との共演は1953年にあったけど。

いきなりピー・ウィー・マーケットによるMCで始まり、「ここはバードランド?拍手からして大きい会場のはずなんだけど」と思うと、なんとツアーにMCも帯同してきたらしい。

「Little pony」はベイシー楽団とゲッツがバッチリとからみあって名演、続く「Easy living」もしっとりと決まっている。ところがその次の「Blues」は、やはり両者のノリが違うというのか、しっくりこない演奏。「Blee blop blues」はわるくない。ちなみにこのあとに同アルバムに収録されているレスター・ヤングの演奏を聴くとガックリする。

 

Municipal Auditorium Topeka Kansas February 55

Municipal Auditorium Topeka Kansas February 55