スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Modern Jazz Society Presents A Concert of Contemporary Music

A Concert of Contemporary Music

ジョン・ルイスの主催した、ちょっとクラシック調のセッション。ゲッツは2曲参加してるんだけど、「Midsommer 」の方はアンサンブルのみ。

MJQの「Django」でおなじみの「Queen's Fancy」ではソロが聴けます。この曲、イントロもかっこいいよね。MJQのものとは違う趣があります。

ゲッツは久々にボソボソとした50年代初頭のような演奏でクールな感じを出しています。というか、55年だからヴァーヴ移籍からまだ数年しかたっていないけど、この5年間で外見的なスタイルはけっこう変わったからね。本質は変わっていないけど。

大物扱いで、他のミュージシャンよりソロは長め。まあこのアルバム1枚でこの1曲しかソロがないんだから、当然それくらいはほしいよね。

Four Classic Albums Plus

Four Classic Albums Plus

 

Stan Getz Miles Davis rare live

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ジャズ界でもっとも期待外れの1枚。まずこの2人の共演ではないのにこのジャケット。マイルス・デイビスの方の録音も、レスター・ヤングの衰えっぷりが悲しくなるんだけど、やはりゲッツの録音について。

このアルバムがどうして期待されるかというと、スコット・ラファロの死の3日前の演奏が収録されているから。ところが録音状態が悪すぎて、バッキングをしているときの音はほとんど聴こえない。それでも3曲中2曲でソロが聴ける。おなじみの音色とフレーズを聴くとビル・エヴァンス・トリオでの演奏がよみがえってくる。

3曲目の「Where do you go」って、ルーストのセッションではジジ・グライスの「Yvette」として収録されている曲だよね。

ゲッツについては問題なく良い。音質が悪いためにロイ・ヘインズのドラムが気にならないのが怪我の功名かな。

 

レア・ライヴ

レア・ライヴ

 

 

Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986 Woody Herman

Live at Newport & At the Hollywood Bowl

1966年と1986年のライブを収録したもの。

 

1966年の方はお約束の「four brothers」と「early autumn」。またか、とも思うけど、「four brothers」はややテンポが落ちていて聴きやすい。ゲッツのソロは手抜き風。

「early autumn」はオケのバランスが取れていないので、聴いていて違和感がある。低音パートが目立っているんです。ゲッツはなんだか調子が悪いような演奏。1972年の客演時の方がいいプレイをしている。

 

1986年の方は当時のレパートリー「easy living」を骨太にキメて、続いて「Dolphin」に。これがテンポ設定が速すぎて、曲のもつ雰囲気をぶち壊している。ゲッツもしっかりソロをとるものの、ちょっとヤケクソ気味か。間に挟まるリフも無粋で、アレンジャーはレベルが低い。金管が目立つオケでやる曲ではないね。何より、タイトルとクレジットが間違っているのが気にいらない。「el delfin」って、スペイン語?Manos Loizosって誰?

しかし続いて演奏される「Legacy」はかっこいい。曲想はこの時期のゲッツのスタイルにマッチしていて、オケはゲッツをばっちりと盛り上げている。

Woody Herman Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986

Woody Herman Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986