いきなりインコンプリートの「Ornithology」から始まる、フレッシュサウンドのこういうところが好きです。この音質の悪さも雰囲気があっていいんだよね。
「Stan Getz Plays」で聴いていた「Hymn To The Orient」「These Foolish Things」をトロンボーンとのクインテットで聴けるのもおもしろい。
「Move」はゲッツのソロが延々と続き、ファンにはたまらない。「Moonlight In Vermont」はジョニー・スミスのアルバムもあってなんとなくゲッツの代表曲という印象があるかもしれないけど、あちらはギターがメイン、ほかにはオーケストラでの録音があるくらいじゃなかったっけ?ここで聴けるのは貴重だと思います。もっとも、この曲そんなに好きじゃないんですけど。
全体的にいえることは、「トロンボーンはいない方がいい」ということw ギターとのクインテットのときはさほどギターが目立たずいい感じに仕上がっていたんだけど、トロンボーンはやはり楽器として我が強いような気がする。いくつかあるスタジオ録音のような緊張感もないし、これはどうなのかなあ、と思います。