2017-01-01から1年間の記事一覧
いきなりインコンプリートの「Ornithology」から始まる、フレッシュサウンドのこういうところが好きです。この音質の悪さも雰囲気があっていいんだよね。 「Stan Getz Plays」で聴いていた「Hymn To The Orient」「These Foolish Things」をトロンボーンとの…
ゲッツが応援していたというダイアン・シューア。このアルバムでは2曲に参加。まずは「It Don't Mean A Thing」。クイーカを入れたサンバ風リズムで、歌は早々に終わりすぐにゲッツのソロにチェンジ。バッチリのソロを聴かせたあとは歌との2小節交換(4分の…
「The Great English Concert」と「The Titans」のゲッツ参加トラックを集めたもの。これがCD発売されて喜んだコレクターは多いはず。 ジャケットのゲッツは珍しくオットーリンクのメタルを吹いている。 1958年の録音は、録音マイクが遠いような感じで、聴…
映像作品も出ている、あの「Captain Marvel」のライブ盤ともいえるアルバム。もともとCDではめちゃくちゃな曲名で「Portrait」として発売されていました(ちなみにDVDとは曲順が違います)。 スタジオ録音と違ってアイアート・モレイラがいないのは幸か不幸…
ブートレグの1つではあるものの、演奏内容はすばらしい。欧州時代のゲッツは手抜きがなかったと言えるかも。このころの欧州セッションでは、ゲッツはストップタイムが好きでけっこうやっている。このアルバムも1曲目2曲目と連続してストップタイムがある…
ジャケットにはベニー・グッドマンが映っている。ゲッツはオットーリンクのメタルを吹いているという、実は貴重な写真。スウェーデン、デンマーク、ポーランドでの録音を集めたもので、12曲収録。後半の5曲はゲッツファンならおなじみの「ワルシャワ5」。勝…
国内盤で昔は下のジャケットで入手できたような気がするんだけど、いまはまったく別の内容になっている。上のジャケットは録音年と写真のずれが気になりますね。 1950年のバードランドライブ。ラジオ放送用らしい。当時のクールジャズの雰囲気がよく録られて…
いろんなジャケットがあるようですが、私の持っているバージョンは下のこれです。 72年のニューポートジャズフェスティバルの録音で、CD3枚組。もとはLP5枚だったのかな(6枚?)。とにかくすごいメンバー。ゲッツのほか、ディジー・ガレスピー、クラー…
このCD、ほとんどラジオ音源で、音質もわるい。アナウンスもたっぷり入っている。だからこそ、秋の夜長なんかに小さい音量で流しているといいムードになるかもしれない。 全部で8つのセッションから構成されていて、けっこうたくさんモーズ・アリソンがピア…
60年代の共演盤よりパッとしない印象があるかもしれないけど、ポップスとしての完成度はこちらも負けていない。変にストイックなものを求める必要はない。ボサノヴァのスタンダード曲は収録されていないけど、名盤だ。なんとこれがゲッツのコロンビア移籍後…
素晴らしい顔合わせだけど、不思議と謎だらけのアルバム。個人的には好きですけど。 「謎:なぜゲッツのジャケット写真がこんなにかっこわるいのか」 ジャケットのゲッツの写真がぼけているしかっこわるいよね。ビル・エヴァンスの方はバッチリカッコいいの…
ストリングスの代わりに混声コーラスがバックについた作品。もともとはウェス・モンゴメリーのために録音したバックトラックだったそうだけど。 というと興味深く思えるんだけど、実際は期待(?)のコーラスの音量が小さくて、フツーに聴けてしまうのが残念…
1952年、ゲッツがバックオーケストラの一員として4曲に参加している。ジミー・スコットの声は魅力的で、これはすごくいいアルバムです。 ・・・ゲッツのソロは一切ないんですよ。ほんの数小節入るソロはゲッツのものではないと思う。「The sound」の後なのに…
ゲッツはボサノヴァといわれるアルバムを短期間に集中して録音した。最初の「Jazz Samba」が1962年、そしてスタジオ録音ではラストになるこのアルバムが1963年。「Getz/Gilberto」の2日後の録音。ライブでは1964年にアストラッド・ジルベルト入りの作品も残…
「Montreux Summit Vol. 1」は2枚組だったけどこちらは1枚。しかし選外曲集というわけではありません。ゲッツは2曲参加。「Red Top」「Night Crawler」の2曲。 「Red Top」はブルーノートを除外したコーラスなどアレンジが美しくかっこいい。ゲッツとデクス…
とにかくすごいメンバー。ビリー・コブハムにアルフォンソ・ジョンソン、ジョージ・デューク(これでコブハム・デューク・プロジェクトのリズムセクション!)ボブ・ジェームス、エリック・ゲイル、スティーブ・カーンにヒューバート・ロウズ、デクスター・…
特にすぐれているとは言わないけど、楽しく聴けるアルバム。「News From Blueport」「A New Rhumba」「Catch As Catch Can」などここでしか聴けない曲がつまっている・・・と思いきや、「A New Rhumba」はベースのソロのみ、おまけにテーマからして純度10…
87年のライブ。ジャケットの写真はゲッツが最後に愛した女性、サマンサ・セセーニャ。このアルバムの収録にもれたのが後年「Serenity」として発表されるんだけど、どちらも文句ない内容。 こっちは1曲をのぞいてバラードとミディアムテンポ。どの演奏も神憑…
エラ・フィッツジェラルドはジャズ界最大のボーカリストだと思う。ほかにも大物はいるけど、エンターテインメント性や進取性を考えるとやはりエラに軍配があがる。 このオペラハウス録音は、バックにコールマン・ホーキンスやレスター・ヤング、ロイ・エルド…
なんだかんだいっても、私が一番好きなゲッツのアルバムがこれです。「ベースとドラムがいないなんてジャズじゃない」という評価も耳にしますけど。ラストレコーディングということに思いをはせると、聴くたびに涙が出てくる、そういうアルバムです。2枚組で…