スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Montreux Summit Vol.1

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とにかくすごいメンバー。ビリー・コブハムアルフォンソ・ジョンソンジョージ・デューク(これでコブハム・デューク・プロジェクトのリズムセクション!)ボブ・ジェームス、エリック・ゲイル、スティーブ・カーンにヒューバート・ロウズ、デクスター・ゴードンベニー・ゴルソンなどとゲッツが共演。トランペットにはウディ・ショウとメイナード・ファーガソン。CBSはこういう音源をなかなかCDにしてこなかった。フュージョン勢では売れないと判断されたのだろうか。

フュージョンの大スターによるリズムセクションだけど、基本的には4ビートというのがうれしい。この「Vol.1」はCD2枚組全6曲のうちゲッツが4曲参加。冒頭タイトル曲はいきなりアグレッシブなソロが登場し、興奮させる。リフやインタルードもかっこいい。ゲッツがコブハムのドラムをバックに、すごくかっこいい演奏を繰り広げる。これはもう、とにかく大名盤。

2曲目「Infant Eyes」はボブ・ジェームスピーター・アースキンが参加。この曲はこの頃のゲッツのお気に入り。もともとこの曲は変に盛り上げずに、最後まで静かに聴かせる曲だからこそ、相当の実力がないとだれてしまう。そこをちゃんと聴かせることができるゲッツはやはりすごい。ピアノソロのあとの、高音によるフレーズで戻ってくるあたり、簡単にフラジオに流れないところがいかにもゲッツ。

3曲目「Bluse March」はなんと25分のトラック。コブハムが「Bluse March」ですよ、ブレイキーとの違いも興味わきますね。ずっとゲッツが出てこなくて、途中で軽くドラムソロが入るから「もう終わりかな」と思っていると倍テンになり、ロウズのあとにゲッツが登場。いやあ、ここまで長かった。基本的にはコブハムのドラムをフィーチャーしたテイクです。あと、ゲッツとは関係ないけどデクスター・ゴードンがすっかりフュージョンでも通用するようなスタイルになっているのがおもしろい。

 最後の曲「Andromeda」は、某J-POPの曲とは違って曲想は全然ロマンティックではないwいかにもジャズ。最初は8ビート系だけど途中からやっぱり4ビート、デクスター・ゴードンのあとにゲッツが登場。「Havana Jam 2」と同じく、まったく違う2人のテナー奏者を聴き比べられる。これも21分と長尺のトラックだけど、トランペットのバトルやコブハムのソロなど聴きどころは多く、飽きさせない。それにしても、デックスがいつの間にかフュージョンでも通用するようなスタイルになっているのは驚き。

 

2枚組で全6曲、うーん、いかにもジャズって感じでいいですね。ちなみに2枚組で全2曲というものがあったらそれはフリージャズかもしれないので要注意w

 

Vol. 1-Montreux Summit (2CD)

Vol. 1-Montreux Summit (2CD)