スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。めったに更新しませんが生きてます。

「I'll Remember April」

(ここで言っていることはすべて「私の知る限り」の話なので、間違ってたらすみません)

スタンダード「I'll Remember April」、ちょっと数えてみたら、このブログを書いている時点でわかるかぎり、ゲッツは9テイクの録音を残しています。動画は追いきれないのでノーカウント。なおABA形式48小節の曲ですが、エロール・ガーナーの名演ではAABA形式にしています。

この曲は1953年頃のボブ・ブルックマイヤーとのクインテットのときのレパートリーであり、また1983年チェット・ベイカーと北欧ツアーをしたときのレパートリーでもあるので、なんとなくクインテット、2管演奏の印象が強いです。とはいえ、1952年のジミー・レイニーを擁しているクインテットでも演奏しています。

やはり多くの人の印象に残るのが最初の部分が欠落している「Stan Getz At The Shrine」のものか。

しかしポツリポツリと1ホーンカルテットでこの曲を演奏しています。1953年には「Live From 1952 To 1955」や「The Golden Years, Vol. 1 1952-1958」に収録されているテイクがあります。ピアノはハンク・ジョーンズ、ドラムスがバディ・リッチなので無駄ににぎやか。

1960年「Polish Radio Jazz Archives 01」、ゲッツがもっとも余裕のある演奏をしていた時期です。それから「Live In Stockholm 1978」、本当に好きなスタンダードを好きなようにテキトーに吹いた名演。1983年、北欧ツアーの「The Stockholm Concerts /Stan Getz & Chet Baker」。ちなみに同じ北欧ツアーでもノルウェー録音「Quintessence, Vol. 2 /Stan Getz Quartet With Chet Baker」の方はチェットとのクインテット。チェットの調子による違いなのかもしれない。

最後に1990年「Marciac Jazz Festival 1990」。フレーズは最高としか言えない演奏ですが、細かい部分でちょっとゲッツの調子が悪そう。

改めて聴いてみると、記憶ではゲッツはけっこう速いテンポで演奏してると思ってたのですが、そんなに速くないことがわかりました。