スタン・ゲッツを聴く

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Cool Mix

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ボブ・ブルックマイヤーとのセッションをいくつか集めたオムニバス。もともとは10インチ盤「 Interpretations By The Stan Getz Quintet 」の1と2で発表されたものなども入っている。

そのあと編集された「Stan Getz '57」も、今でこそ簡単に入手できるものの昔はLPしかなかった。でもここには同アルバムから「Minor Blues」「Pot Luck」が収録されている。

 

このCDのポイントはコンピレーションの「The Complete 1952-1954 Small Group Sessions Vol.1」からの3曲だろう。特に「Cool Mix」はジャズ批評で西條孝之介氏の話にも登場しているので興味深いと思う人も多いはず。

ところがこの「Cool Mix」が全然おもしろくない。Bメロのブリッジがスムーズじゃない気がする。さらに「Erudition」もダメ。ついでにいうと上述「Minor Blues」も駄曲。これらはすべてブルックマイヤーの作曲。普段はいい曲を書く人なのに、どうなってるのかな。曲がわるいとソロもなんとなく乗っていないように思えてくる。西條氏が言うほどにははまらない演奏です。

Cool Mix

Cool Mix