ジョン・ルイスの主催した、ちょっとクラシック調のセッション。ルイスはクラシックにコンプレックスを持っているのか気取り過ぎているかな。
ゲッツは2曲参加してるんだけど、「Midsommer 」の方はアンサンブルのみ。
もう1曲、MJQの「Django」でおなじみの「Queen's Fancy」ではソロが聴けます。この曲、イントロもかっこいいよね。MJQのものとは違う趣があります。この2曲のパーソネルは、ゲッツのほかにJ.J.ジョンソン、ガンサー・シュラー、トニー・スコットなど。リズムセクションはジョン・ルイスにコニー・ケイ、パーシー・ヒースというまさにMJQ。
ゲッツは久々にボソボソとした50年代初頭のような演奏でクールな感じを出しています。というか、55年だからヴァーヴ移籍からまだ数年しかたっていないけど、この5年間で外見的なスタイルはけっこう変わったからね。本質は変わっていないけど。
数人ソロイストがいるもののゲッツは大物扱いで、他のミュージシャンよりソロは長め。まあこのアルバム1枚でこの1曲しかソロがないんだから、当然それくらいはほしいよね。
- アーティスト: John Lewis & The Modern Jazz Quartet
- 出版社/メーカー: Avid Records UK
- 発売日: 2010/05/11
- メディア: CD
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