DVDなので従来どおりスルーしてもよかったんだけど、一応ジャズ批評のディスコグラフィに記載されているのでとりあげてみた。ナット・キング・コールのバックでゲッツを始めスタープレイヤーが歌伴をしている。オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、ジョー・ジョーンズ、ロイ・エルドリッジ、コールマン・ホーキンス、ハーブ・エリス。ゲッツはからんでいないけどエラ・フィッツジェラルドとの共演シーンも。コールが主役であり、カットもあって断片的な演奏もあるんだけど、モノクロ映像時代1957年のゲッツの映像は貴重。ホーキンスと並んで2テナーの演奏をしているのもレアでしょう(珍しくこの時期のホーキンスにしては悪くないし)。そもそもコールとの共演自体がレア。ゲッツのソロは短いからこそしっかりまとまっていて、文句なしです。Youtubeにも動画がアップされています。ゲッツというよりは古いジャズが好きな人にはお勧めの映像作品。