スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

ギタリストとの共演

ゲッツが共演したギタリストについて考えてみます。例によってほぼ記憶だけで話しますので、もれがあったらすみません。

まず、やはり50年代初頭をともにした盟友、ジミーレイニー。初共演は1949年の「Prezervation」でのセッションか。名盤「Stan Getz Plays」や同時期のライブ録音でレギュラーメンバーとして共演していますし、主要レパートリーだった「Parker51」の作曲者でもあります。1953年、レイニーのリーダーセッションにゲッツが偽名で参加したのが「Early Stan」に収録されています。

1950年代後半に欧州にいったん移住した際、Jimmy Gourleyというギタリストと共演しています(読み方がわからない・・・)。1981年には彼のリーダアルバム「Repetition」に2曲参加しています。

1960年代はいよいよボサノヴァの時代、まずは当然チャーリー・バード。しかしよく考えたらバードとの共演は「Jazz Samba」だけなんですね。続いて、こっちはギタリスト扱いしていいルイス・ボンファ。「Jazz Samba Encore!」です。そしてジョアン・ジルベルト、といいたいところですが彼は弾き語りがメインなのでちょっと趣旨とは違うかな。あと、ボサノヴァ時代にはローリンド・アルメイダとの共演もありました。アルバムは「Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida」です。

詳しい人なら、次に「Getz Au Go Go」におけるケニー・バレルと思うかもしれませんが、おそらくこれはオーバーダビング、共演ではないですね。

それからジム・ホールとの共演もあります。オーケストラでの共演は除外するとして、1966年の「A Song After Sundown」でコンボの一員として参加しています。当時のレギュラーであるゲイリー・バートンロイ・ヘインズと一緒になぜホールがいるのがよくわからない。

1971年のオルガン時代にはルネ・トーマスと共演し、けっこう音源がたくさん残っています。オルガン時代は短い分レパートリーも狭く、そんなにおもしろくもないですけど。

そして1970年代後半にはチャック・ローブがバンドに参加。ローブ参加初期は本人のプレイも作曲もよくないけど、後半になってミッチェル・フォアマンが加入したころはわりといい演奏をしています。1981年の「Billy Highstreet Samba」なんかすごくいいですね。

レギュラーバンドにギタリストを入れるのはこれが最後ですね。と、特にオチがある話でもないのですが、ふと思いついたのでまとめてみました。