スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Oslo 1977

「Megadisc」というところのCD-R盤。いくつか出しています。特段音質も悪くないし(オーディオマニアには我慢できないかもしれないけど)、くっきりはっきり聴こえて良い内容です。なぜか観客の拍手が聴こえない曲も混ざっていますが。

全8曲、全半4曲がノルウェーオスロでのライブ。なんと、ピアノがアンディ・ラヴァーンなのですが、例のつまらないオリジナル時代ではないんですよ。「Jet Rag」「Academy Of Love」「Pretty City」「「Utopia」・・・ラヴァーン時代の悪夢が呼び起こされるラインナップ、あれが1978年から始まるわけですが、その前の時代。彼のオリジナル曲がないという時点ですばらしいwミルトン・ナシメントの「Canção Do Sol」も収録されています。

ボサノヴァのメドレーではビリー・ハートが無国籍のリズムを叩き、良くも悪くもアメリカで「ジャズのボサノヴァ」がすっかり市民権を得たことがわかります。「Stan's Blues」は珍しくゲッツがリフを間違っていたり、ハートのドラムが効果的なのか勘違いしてるのかわからないなりにもかっこよかったり、ブルースにパーカッションが参加しているのが非常に間抜けっぽかったり、ラストテーマでのベースが改めて2ビートから4ビートに変わるのがこれまたかっこよかったり、聴きどころは多いです。

 

後半4曲は「Live At Sir Morgan's Cove 1973」にも収録されているドイツでの1971年のオーケストラ共演ものです。