アラン・ドロン主演映画のサントラ盤。サントラだから、つかみどころのない曲が続く。テンポもほとんどミディアム以下、さらにフランス映画だからほとんどの曲が暗い。朝から聴いたら死にたくなる。
普通にジャズをやっている曲は1,2曲。その分ゲッツの伸びやかな音色を堪能できるというメリットがあります。
ストリングスとの共演のほかにいくつかコンボ演奏も入ってるんだけど、データを見るとベーシストはリック・レアードとなっている。マハビシュヌ・オーケストラの人だよね。こちらはウッドベースで普通の演奏をしているだけなんだけど。
私が持っているCDは日本盤ではないのでライナーがすべてフランス語。そのため趣旨がわからないんだけど、2曲ボーナストラックがあります。なんと、オルガンのエディ・ルイスとビリー・コブハムとのトリオ。こっちはマハビシュヌ・オーケストラのドラマーか。
と思っていると、追加2曲のうち1曲目はほとんどドラムを叩かず、2曲目でロックっぽくないプレイをしている程度。それでもうまい。ゲッツとの共演はレアですよね。「Montreux summit」での共演以来かな。
ところでこのボーナストラックでは、ソプラノサックスを吹いている・・・らしいんだけど、え?これ?同じく1981年に録音された「Billy Highstreet Samba」でのソプラノサックスとはまったく違う、艶もない、言われないと分からない程度の使用。