音質はいかにもエアチェックというわるさ、でもゲッツのプレイはよい。ロイ・ヘインズもあまり目立たないのでOK。とにかくベースのジミー・ギャリソンがいい演奏をしている。スコット・ラファロ事故死からほぼ4か月後の録音。
ただ、このアルバムはラインナップがひどい。50年代初期と60年代初期のレパートリーが並んでいるのは興味深いんだけど、つまらない曲をわざわざ選んだのかという感じ。
特に「Where Do You Go?」はかったるい。いろんなCDに収録されている例のラファロとの共演盤を聴いたことがある人は「この曲こんなだったっけ?」と思ったかも。はい、違う曲です(こっちが正しい。あのラファロとの共演盤の方が間違っています)。加えて「Jordu」「When The Sun Comes Out」と、誰も喜ばないナンバー。ちなみにあいかわらず「Autumn Leaves」はCマイナー。
シンフォニー・シッドのMCはテキトーすぎるし、まるでラジオ音源のような構成はなんなのだろう。
- アーティスト: STAN GETZ QUARTET,スタン・ゲッツ,Steve Kuhn,Jimmy Garrison,Roy Haynes,Stan Getz
- 出版社/メーカー: FRESH SOUND
- 発売日: 2013/01/22
- メディア: CD
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