1981年、オーレックスジャズフェスティバルでのライブ録音。全9曲のうち、ゲッツは「The Girl From Ipanema」と「Bag's Groove」に参加。しかし、嫌気がさしていたイパネマを演奏するなんて、やっぱり1981年以降のゲッツは心を入れ替えているんだなあと思いますw
ジャムセッションというアルバムではありますが、イパネマについてはワンホーンカルテット。ミルト・ジャクソンが参加していることもあり、ゲイリー・バートン時代のゲッツバンドを彷彿させるところもあるけど、レイ・ブラウンとアート・ブレイキーというリズムセクションが思い切りボサノヴァらしさを消していて笑えます。エンディングではゲッツが「Funny World」いや、似てるけど「Indian Summer」を引用しています。ちなみにこれは横浜スタジアムでの録音らしいです。
「Bag's Groove」はセッション。こちらは武道館での録音。フレディ・ハバード、ジェリー・マリガンやボブ・ブルックマイヤーの参加もありますが、ブルースでこれだけのメンツなのに短め、全部で7分ないんですね。ゲッツもマリガンもあっという間にソロを終えます。なんなのかな、24時間テレビでおなじみ「閉館時間」の問題だったのかも。