スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Blue Skies

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この頃のゲッツのアルバム、この「Blue Skies」のほか「Spring Is Here」「The Dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。

冒頭「Spring Is Here」がタイトルの印象とは違って暗い曲なのに、続く「Antigny」がまた暗い。2曲で、このアルバムは暗いというイメージが定着してしまった。3曲目「Easy Living」はダイアン・シューアが多重録音に利用したテイク。

 

唯一速い「There We Go」は、ジム・マックニーリーらしい曲想。エキサイティングなソロが聴かれる。そして、このテンポで演奏するのはゲッツしかいないであろう「Blue Skies」。これは好き嫌いが分かれると思う。

ラストの「How Long Has This Been Going On?」はヴァースをイントロにしているのがかっこいい。この曲も、シューアがゲッツの歌伴で録音しているよね。こちらは多重録音でなくリアルタイムでの共演だけど。

 

Blue Skies

Blue Skies