ディスコグラフィーではゲッツが4曲参加ということになっているけど、うち2曲ではソロは聴こえない。この当時でゲッツにアンサンブルだけさせるということはあり得ないので、ディスコグラフィーの誤りだと思います。ゲストとして特定の曲名のみ参加ということで。
実際にゲッツのソロが聴けるのは「Four Brothers」と「Early Autumn」。前者はウディ・ハーマンがMCでつまらないギャグを飛ばすところ以外は、ゲッツのソロも短くあっという間に終わるので特筆することはない。
「Early Autumn」はセカンド・ハードに比べるとずいぶんレベルが低いなあという印象。アンサンブルがなんだか合っていないような感じ。ハーマン自身も衰えている。1972年ともなると40年代のような空気は望めないか。
肝心のゲッツは、ソロの内容は初演時より格段に良いのは言わずもがな、1972年といえばチック・コリアとバンドを組んでいた時代、この20日後にはあのモントルーライブを録音するのに、古いこの曲でちゃんと曲想に合わせたプレイをしていることがすごい。
Live at Newport Jazz Festival 1972 by Woody Herman & His Thundering (1999-08-24) 【並行輸入品】
- アーティスト: Woody Herman & His Thundering
- 出版社/メーカー: Jazz Band
- 発売日: 1999/08/24
- メディア: CD
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