スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Friends for Schuur /Diane Schuur

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ここだけで聴けるゲッツの演奏というのが1曲、「Easy Living」の歌伴として収録されているのですが・・・これはゲッツの死後の編集による疑似歌伴です。ヘレン・メリルのアルバムのように、ゲッツの未発表録音にあとでオーバーダブしたというものではありません。では、実際ここだけで聴けるのかというと、実はまったく違う。アルバム「Blue skies」のゲッツのカルテット演奏からコンピューター処理でソロを抜き出して歌伴風に仕上げたというもの。オリジナル演奏はさんざん聴いたからしっかり覚えていて、そのせいもありどうしても違和感をぬぐえない。

もともとゲッツの録音があったわけで、エンディングではゲッツのフレーズにシューアがからむという体裁をとっているのが、不自然。一般的にはボーカルが断片的なフレーズを歌って管楽器が同じメロディをなぞる、ということ多いけどそれが逆になっている。つまり、ゲッツのフレーズを歌がなぞるというかたちになっているんです。

不自然だけど逆にはできないよね。だってそういう順番に編集しちゃうと、そのフレーズはゲッツではなくシューアによって作り出されたアドリブメロディだ、ということになっちゃうでしょ。

 

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