Live At The Concord Jazz Festival /Woody Herman - スタン・ゲッツを聴く

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ウディ・ハーマン楽団のライブにゲッツが客演するという、恒例のパターン。今回は1981年ということで、なんと「The Dolphin」をやっている。これは非常に期待するでしょう。

ところが、もともと作曲者ルイス・エサによる初演はしっとりしたものであるこの曲、ビッグバンドでの演奏はやはりゴージャスすぎるのではないか？という不安もあるわけです。実際に聴いてみると、確かにゴージャス、アメリカらしいなと思いますがセンスのわるいアレンジではない。ただし、ゲッツのソロのバックでもずっと鳴っているのは少しジャマかもね。

ゲッツのソロは1981年のライブ盤「The Dolphin」のようにイマジネーションあふれる内容。それに比べると、今回はビッグバンドのバックとの対比で落ち着いているように聴こえる。

このアルバムはゲッツ参加曲以外も非常に良く、いい意味でウディ・ハーマンらしくない（またか）ので、けっこうおすすめです。