50年代
すごく不思議なアルバム。この、いかにも千円盤のようなダメジャケットと、録音データ不記載ということもあり、明らかに海賊盤という印象w ところがこのアルバム、とんでもなくよい。全部で3つのセッションなんだけど、最初の4曲のアレンジが丁寧で秀逸。…
この物理的にあり得ない切り貼り写真、最初から3人が一同に会している絵にするつもりがなかったのかな。ゲッツのブリルハートのマウスピースが輝かしい。実はブリルハートはそんなにいいマウスピースではないそうだけど。 この3人による録音は、ライブでも…
なぜかゲッツの録音がこのアルバムに3曲入っている。一応言っておきますが、チャーリー・パーカーとの共演ではありませんので。名義は「スタン・ゲッツ・オーケストラ」ということになっているけど、アレンジはウディ・ハーマン楽団のまんま。1曲目「Four Br…
ゲッツは1953年5月の後半から9月まで、西海岸で過ごした。だからこの時期には西海岸録音が固まっている。スタジオ盤では「More West Coast Jazz」「Norman Granz Jam Session 3」や「Stan Getz '57」など。そして合間に急遽決まったライブに参加したりした。…
「Stan Getz At Large」同様、スウェーデンでの現地のレコード会社主導の録音をヴァーヴが発表したものでしょう。だから内容がかぶる「In Sweden1958-60」というアルバムもあるわけです。 ゲッツのほかにホーンが4人、曲によってはさらに1人加わっている。…
もともとヴァーヴのレコードだったけど、いまはフレッシュサウンドからCD化されている。どちらもCD追加曲の1つとしてゲッツ参加の「Stuffy」が収録されている。 フロントはコールマン・ホーキンスとロイ・エルドリッジのほか、J.J.ジョンソンとゲッ…
ゲッツの最高傑作ともいえるアルバム。私が初めて買ったゲッツのアルバムがこれです。後半にバラードが固まる曲順はなんなのかな~ノーマン・グランツは何を考えていたのか、と思うけど、この曲順これはこれでいいと思ってしまうのは演奏があまりにも素晴ら…
ノーマン・グランツのいいかげんさが表れたアルバムタイトルとして有名。1957年録音なんですよね。いつもこんな調子のグランツです。 グランツお得意のオールスターセッションなので、錚々たるメンバー。ゲッツのほかはジェリー・マリガン、ハリー・エディソ…
さすがノーマン・グランツ、1953年の録音をこのタイトルで発表している。「More West Coast Jazz」(「West Coast Jazz」より先に録音している)「Jazz Giants 58」(1957年に録音している)を超えるタイトルだw 4年かー 全5曲、地味な曲が続く印象は、ボ…
初期ゲッツの美意識が凝縮されたアルバム。最低音が印象的な「There 's A Small Hotel」など余裕しゃくしゃくなベテランっぽい演奏が多いけど、実はまだゲッツは20代前半、よく聴いてみると若さであふれていて、「I’ve Got You Under My Skin」では手癖フレ…
3人のリーダーセッションなので、ゲッツがどのくらいを占めているかが重要。ネット購入だと情報不足でわからないときもあります。 全19トラックのうちゲッツ名義で10曲なので、じゅうぶんお得かと思いきや・・・うち5曲は単なるナレーション。それでも…
1951年から1952年までの録音を収めたこちら「Vol.2」は、「Vol.1」と比べるとゲッツがすでに力強い演奏になっていて、すでにそれまでのスタイルから脱却していることがわかります。変化しているというより、もともとちょっと無理していわゆる「クール」と評…
昔は、ルーストでのゲッツのスタジオ録音は、「Chamber Music」とか当初のフォーマットでなく、コンプリートシリーズ1と2を買って、あとは「The Sound」を買えばすべて揃うというのが定番でしたが、いまはたった1つ「Complete Roost Recordings」というボ…
このアルバムは、やはりB面の北欧録音の人気が高いのでしょう。なんといっても「Dear Old Stockholm」のジャズ初演だから。アナログでいうA面とB面の温度が全然違う、ジャズ批評には「空気が変わる」と表現されていたと思います。 ゲッツ、初のスウェーデン…
このジャケットでは、マウスピースがオットーリンクのメタルに見えるんだけど、どいうかな。デビッド・ストーン・マーチンによる下のオリジナルジャケットより、上の方が好きです。 ノーグランと契約をしていたゲッツですが、興行主ノーマン・グランツによる…
ゲッツがバリトンを吹くというアルバム。ゲッツのバリトンはゲッツらしくないけど、ジェリー・マリガンのテナーはゲッツらしくないので、それでどっちがどっちかわかります。ジャズ批評では間違った解説をしていたようですけど。ソプラノを吹く録音もあるわ…
1952年、ライトハウスでのライブ。西海岸のライブと言えば、ライトハウスやヘイグが有名。テナーサックスは2人参加。アルバムタイトル曲「Scrapple From The Apple」、2013年の日本語ライナーには「最初のソロはゲッツ」と書いてあるんだけど、フレージング…
これはけっこうレアですよ。コンピレーションアルバムなんだけど、ショーティ・ロジャースの録音とジェリー・マリガンの10人編成バンドの録音(これがまた最高にすばらしいけど、言及しません)のあとに、マイルス・デイビス・メトロノーム・オールスター…
ゲッツは1953年5月の後半から9月まで、西海岸で過ごした。だからこの時期には西海岸録音が固まっている。スタジオ盤では「More West Coast Jazz」「Norman Granz Jam Session 3」や「Stan Getz '57」など。そして合間に急遽決まったライブに参加したりした。…
これとまったく同じジャケットのフレッシュサウンド盤で「Live At The Haig」として販売されているアルバムがありますが、たぶん内容は先に発売された「L.A. Get Together」と同じなのではないかと思います。私は「L.A. Get Together」の方しか持っていませ…
マシュマロレコードから発売された、999枚限定CD。私の持っているものにはサインペンで「044」と書いています。誰か番号がダブっていたら、999枚限定というのはウソということになりますが、まさかそんなことはないよね。 内容は50年代初期のアルバム「T…