2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
はっきりいってかなりの駄作だと思う。ゲッツの音色は一般的な普通のストリングスものには合わないのだなあと思う。 いや、ダメな理由はそれだけではない。アレンジがわるい。ジャズではない。ストリングスものでもジャズはジャズ。 最たる理由は選曲だ。ノ…
初期ゲッツの美意識が凝縮されたアルバム。最低音が印象的な「There 's A Small Hotel」など余裕しゃくしゃくなベテランっぽい演奏が多いけど、実はまだゲッツは20代前半、よく聴いてみると若さであふれていて、「I’ve Got You Under My Skin」では手癖フレ…
「コンサート」と書いてあるのに観客の声も聴こえず明らかにスタジオ録音。曲ごとにMCが入るんだけど、これもエアチェック風でなくマイクによるラインで集音しているのがわかる。 英文ライナーを読むと「ラジオ放送のために録音したもの」と書いていある。…
「Jazz Samba」で火がついたボサノヴァブーム、いよいよ本場ブラジルのミュージシャンの参加が実現したわけだけど、ボサノヴァとはなじみがないルイス・ボンファとちょっとこわいwマリア・トレード、そして本当は演奏家というより作曲家のアントニオ・カル…
ここだけで聴けるゲッツの演奏というのが1曲、「Easy Living」の歌伴として収録されているのですが・・・これはゲッツの死後の編集による疑似歌伴です。ヘレン・メリルのアルバムのように、ゲッツの未発表録音にあとでオーバーダブしたというものではありま…
ドーンレーベルのセッションを集めたもの。当然この4人が共演しているわけではなく、それぞれのリーダーセッションが数曲ずつ。ゲッツは4曲収録されている。 もともとは下のジャケットだったと思うんだけど、 こんな出来損ないの西海岸風よりはいまのジャケ…
もともとは下のアルバムだったものを、分散していた音源を集めてユニバーサルが「Jazz In Paris」という企画で再販したもの。 「Jazz In Paris」けっこうたくさん出ていて、ボックスにもなっている。 アナログレコードはヴァーヴから出ていて、権利関係がよ…