アルバムでいうと「West Coast Jazz」「The Steamer」「Award Winner」そして「The Cool Sounds」の前半のセッションと、アウトテイクが収録されている。
それらのアルバムについては別稿で述べたとおり。アウトテイク(断片や別テイク、録音時の声など)は各アルバムにもCDボーナスとして収録されているけど、「Of Thee I Sing」の別テイクについてはここにしか収録されていない(私の持っているCDについて言えば)。
ただ、この曲は本当にガーシュインの曲か信じられないほど地味でつまらない曲。それが珍しく全6テイクもあるんだから、あまりのつまらなさにゲッツもやる気が出なかったのではないかと疑ってしまう。このつまらない曲が延々と6テイクも続くのを聴くのは苦痛。
その他、アウトテイクについては基本的にアルバム収録順ではなく実際の録音順にしているようで、途中までやって一旦やめるテイクのあと英語でやりとりをして、続いて本テイクが始まるという構成の曲もいくつかある。