この頃頻繁に演奏していた「Cherokee」、普段より少しテンポを落として、とてもリラックスした演奏になっている。あくまでも「少し」だけなんだけど。50年代ということで、ライオネル・ハンプトンのおなじみのうなり声も若若しい。
「Ballad Medley」はピアノやベースに振らず、2曲ずつゲッツとハンプトンが分けているのがうれしい。「Louise」はよくもこんな古い曲を選んだなあという感想だけど、よく考えると二人ともスイングのスターだった人。
しかし、とにかくハンプトンが歌う、歌う。やはり極めつけのエンターテイナー、音楽にもそれがよく表れている。ゲイリー・バートンとの録音でゲッツのヴァイヴとの共演には慣れているつもりでも、全然違うサウンドが飛び出してくる。どちらがいいという話ではなく、やはりプロはそれぞれ個性がすごいということ。
ところで、CD追加2曲に参加しているトロンボーン奏者は誰なんでしょうね。
- アーティスト: Lionel Hampton
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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