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スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Bossas & Ballads: The Lost Sessions

Bossas & Ballads: The Lost Sessions

「bossas」という複数形はありなのかわかりませんが。

1989年の未発表セッションだったもの。あまりにもクオリティが高くて、どうしてこれが未発表だったのかと誰もが思うはず。ライナーには「(当時録音したレーベル)A&Mはストレートアヘッドなジャズを売るレーベルではなかったから」と書いてあるけど、それなら最初から録音しなきゃ良かったはず。別の理由があるのだと思う。

まあ確かに、ボサ(もどき)とバラードが交互に配置されている、配置がこれでなくてもボサ(もどき)とバラードだけというアルバムは、ゲッツの演奏は完璧に近くてもなんとなく聴いていてだれてくるかもしれない。それもあった、つまりプロデューサーのコンセプト設定に無理があったのではないか。プロデューサーはハーブ・アルパートね。

 

普通に聴くとかったるいはずの「yours and mine」は、ゲッツの演奏で文字通り生まれ変わる。これはゲッツでないと名演にできない。「soul eyes」が2テイク収録されているけど2番目は最初ピアノとのデュオで始まる。こっちの方がかっこいい。 ケニー・バロンのオリジナル曲は、どれも80点くらいの出来。キラリと光るものはあるけどスタンダードにはなり得ない、「Voyage」のころから彼の作風はそういう、優・良・可でいうと絶対に不可ではないけど優でもないというものばかり。

 

ところでジャズ批評では「Beatrice」をやたらと高く評価していたけど、これってそんなに名曲かなあ?

Bossas & Ballads: The Lost Sessions

Bossas & Ballads: The Lost Sessions