「Stan Getz At Large」同様、スウェーデンでの現地のレコード会社主導の録音をヴァーヴが発表したものでしょう。だから内容がかぶる「In Sweden1958-60」というアルバムもあるわけです。
ゲッツのほかにホーンが4人、曲によってはさらに1人加わっている。いわゆる中型コンボの演奏。あの北欧のゲッツそっくりさん、エリック・ノールストローム(読み方違うかな)も参加。
中型コンボの悪いところは、ソロイストが多くてゲッツのソロが短くなるところ。ましてやまったく知らない北欧のミュージシャンたち。落ち着かないトランペットはどうでもいいので、ゲッツのソロをもっと聴きたくなる。ドラムスはやけに軽いくせにうるさい。これは録音のせいかもしれない。
選曲はスタンダード中心で、バックのホーンによるウエストコースト風サウンドもあってか、なんとなく記憶に残りづらいアルバム。ゲッツはわりとホットで自由に吹いている。
- アーティスト: スタン・ゲッツ,ベニー・ベイリー,ラース・ゲリン,ヤン・ヨハンソン,ベンクト・ハルベルク,グンナー・ジョンソン,ウイリアム・ショッフェ
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1999/05/19
- メディア: CD
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