ドーンレーベルのセッションを集めたもの。当然この4人が共演しているわけではなく、それぞれのリーダーセッションが数曲ずつ。ゲッツは4曲収録されている。
もともとは下のジャケットだったと思うんだけど、
こんな出来損ないの西海岸風よりはいまのジャケットの方が絶対に良い。
で、ゲッツの録音なんだけど、これがすごい。49年の録音ですでに50年代以降のスタイルが完成されつつあることもそうなんだけど、なんと全編にわたってコンガが参加してるんですよ。ラテンビートならいいんだけど、ドラムとベースはスイング。ビートがまったく合っていない。このパターン、当然ながらすごく演奏しづらいんですよね。
1曲目は「Indiana」2曲目は「Rose Room」のコード進行、まだまだコード拝借の時代です。3曲目の「Pennies From Heaven」のエンディングフレーズはストーリーヴィルのライブと同じ。4曲目のコード進行はなんだろう、なじみがあるんだけど。
上にも書いたように、ゲッツの演奏はかなり良い。「Stan Getz Quartets」よりも内容はすばらしいかもしれない、ゲッツだけ聴けば。どうしてもコンガが気になる・・・