スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

L.A.Get Together

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これとまったく同じジャケットのフレッシュサウンド盤で「Live At The Haig」として販売されているアルバムがありますが、たぶん内容は先に発売された「L.A. Get Together」と同じなのではないかと思います。私は「L.A. Get Together」の方しか持っていませんので、そういう前提で話を進めます。「L.A. Get Together」は「West Coast Live」と(ほぼ)同じ音源です。

West Coast Live」についてはまた別の機会にお話ししますので、演奏内容への言及もそちらにゆずります。こちら「L.A. Get Together」は「West Coast Live」より収録曲数が少なく、お買い得でないように思えるかもしれない。でも1つおもしろいことがあります。なんと「All The Things You Are」が途中でバッサリとカットされている不完全版なんです。それがきれいにつなぎあわされていて、私は「West Coast Live」より先にこちらを聴いていたので、これが正規だと思っていたのです。その後「West Coast Live」を聴いてびっくりしました。具体的には、ゲッツの2回目のソロ、10分45秒くらいのところ(「West Coast Live」でいうと11分5秒くらいのところ)で実はカットされて、本来あるはずのゲッツの2回目のソロの残り~2回目のピアノソロ~ベースソロ~ゲッツの3回目のソロの途中(「West Coast Live」でいうと16分53秒あたり)まで、まるまる6分近くがカットされている。しかし、どうしてここでカットされたのか。しかし、カットがわからないほどあまりにも上手につなぎ合わせられているのがすごい。職人芸。これを聴くためだけに買ってもいいほど?

でも、こちらには、別のセッションからのテイクが3つも入っているのです。ただしチェットは不参加。あくまでも「当初の「L.A. Get Together」の場合は」であり現在入手できる「「Live At The Haig」にも収録されているかわかりませんが。ジャケットも販売会社も同じなのに内容が変わっていたらちょっとショックかな。

この3テイクはブート盤の「1952 To 1955」にも入っています。でもパーソネル表記がまったく違うんだよね。どっちが正しいのだろう?

それにしてもジャケット写真がかっこ良すぎると思いませんか?

 

Live at the Haig 1953

Live at the Haig 1953