スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Brasil /The Manhattan Transfer

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スタン・ゲッツが1曲だけ参加しているだけでなく、なんと作曲者のジャヴァンまで参加しているというレアものです。ライブ映像がYoutubeにもありましたね。

ジャヴァンの楽曲はとにかく個性的、MPBはほとんどがそうですが北半球では生まれようもないメロディ、そしてサイズ(尺)からしても普通のポップスでは太刀打ちできない完成度。特にこのゲッツ参加曲「Capim」は、個人的にはジャヴァンがいかに個性的かを示すという点でもっとも適しているのではないかと思います。そこにゲッツがさわやかにからむのだから、わるいわけがない。それどころか、前奏から始まるゲッツのオブリガートのフレーズとサウンドもプレイもあまりにも曲想・アレンジとピッタリで、驚くばかり。ゲッツのボサノヴァについていろいろ言う人はいるけど、結局ゲッツのプレイはボサノヴァに限らずブラジル音楽と相性が良いということがわかります。あ、主役のマントラを無視してしまった。

中古で安く入手できるので、この1曲のためだけでも買う価値はあると思います。

 

 

 

 

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