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スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

STAN GETZ - RENE THOMAS Quartet / LIVE IN LOOSDRECHT 1971

ゲッツを好きだといってもあまり深く知らない人は、初めてこの頃のオルガンカルテットを聴くとびっくりするでしょう。いくつか録音が残っています。 このライブ盤、初めて聴いたときはゲッツが手抜きしているなあ、という印象でした。2度目に聴いてみるとそ…

Stan Getz '57

さすがノーマン・グランツ、1953年の録音をこのタイトルで発表している。「more west coast jazz」「jazz giants 58」を超えるタイトルだw 全5曲、地味な曲が続く印象は、ボブ・ブルックマイヤーの参加によるものだろう。冒頭「Love And The Weather」も快…

Jean-Luc Ponty with Kurt Edelhagen & His Orchestra

ゲッツが1曲参加しているアルバムで、とにかく音質がわるい。「これは本当にゲッツなの?」というくらいだけど、たまにゲッツフレーズが出てくるので納得できる。とはいっても、ウディ・ハーマン楽団での客演と比べるとそのゲッツフレーズもとっても少ない…

Repetition /Jimmy Gourley

この人、なぜいきなりゲッツをサイドマンとして録音してるのかなあと思っていたら、50年代(だったかな)にゲッツと共演してるんですね。 「Embraceable you」はゲッツがテーマを半分とり、完全にサイドマンではなく少なくとも主役の1人。ソロもギターバック…

Cool Velvet

はっきりいってかなりの駄作だと思う。ゲッツの音色は一般的な普通のストリングスものには合わないのだなあと思う。 いや、ダメな理由はそれだけではない。アレンジがわるい。ジャズではない。ストリングスものでもジャズはジャズ。 最たる理由は選曲だ。ノ…

stan getz quartets

初期ゲッツの美意識が凝縮されたアルバム。余裕しゃくしゃくなベテランっぽいけどよく聴いてみると若さであふれていて、「I’ve got you under my skin」では手癖フレーズが連発される。「What's new」で聴かれるイマジネーションはほとんど奇跡的かもしれな…

The Vancouver Concert 1965

「コンサート」と書いてあるのに観客の声も聴こえず明らかにスタジオ録音。曲ごとにMCが入るんだけど、これもエアチェック風でなくマイクによるラインで集音しているのがわかる。 英文ライナーを読むと「ラジオ放送のために録音したもの」と書いていある。…

Jazz samba encore!

「Jazz Samba」で火がついたボサノヴァブーム、いよいよ本場ブラジルのミュージシャンの参加が実現したわけだけど、ボサノヴァとはなじみがないルイス・ボンファとちょっとこわいwマリア・トレード、そして本当は演奏家というより作曲家のアントニオ・カル…

Friends for Schuur /Diane Schuur

ヘレン・メリルのアルバムのように、ゲッツの未発表録音にあとでオーバーダブしたというものではありません。アルバム「Blue skies」のゲッツのカルテット演奏からコンピューター処理でソロを抜き出して歌伴風に仕上げたというもの。オリジナル演奏はさんざ…

Rare Dawn Sessions

ドーンレーベルのセッションを集めたもの。当然この4人が共演しているわけではなく、それぞれのリーダーセッションが数曲ずつ。ゲッツは4曲収録されている。 もともとは下のジャケットだったと思うんだけど、 こんな出来損ないの西海岸風よりはいまのジャケ…

Stan Getz quartet in Paris

もともとは下のアルバムだったものを、なぜかユニバーサルが「Jazz in Paris」という企画で再販したもの。 「Jazz in Paris」けっこうたくさん出ていて、ボックスにもなっている。 さて、このアルバム、ジャズ批評では高評価だったけど、私は数あるゲッツの…

Live 1956 & 1957 /Manne-Getz-Zoot

全19トラックのうちゲッツ名義で10曲なので、じゅうぶんお得かと思いきや・・・うち5曲は単なるナレーション。それでも14トラック中7曲ゲッツということで割合的には満足。もっともこれらの情報は買ってみないとわからないんだけど。 ところが今度は…

Music Minus One Guitar: For Guitarists Only! Jimmy Raney Small Band Arrangements

ディスコグラフィーを見るとこんなのが載っています。ゲッツは「Stu berry」という名前で参加。マイナスワンということだからどんなものかは予想がつく、要するにジェイミーみたいなものでしょう、でもオブリのようにゲッツのソロもちょっと聴けるんじゃない…

BIg band bossa nova

すみません、実は当初はこのアルバム好きじゃありませんでした。だってビッグバンドでボサノヴァですよ?違うでしょ、さすがアメリカ人、という印象で。実際聴いてみてもまだアメリカ人だけで間違ったボサノヴァをやっているだけだし、「Chega de saudade」…

Stan Getz on Roost 2

前半3分の2はピアノがホレス・シルバー。なんと「Split kick」の初演が聴けます。アート・ブレイキーの演奏と比べるとはとても同じ曲には聴こえない・・・ リチャード・ロジャース「It might as well be spring」はもともと名曲だけど、ゲッツにかかるとさら…

Stan Getz on Roost 1

ルーストでのゲッツのスタジオ録音は、「Chamber music」とか当初のフォーマットでなく、コンプリートシリーズ1と2を買って、あとは「The sound」を買えばすべて揃います。 「Chamber music」のジャケットはどこかのクラシック音楽家みたい。 こちら「Vol.…

Blossom of stars /Helen Merrill

アルバム「Just Friends」録音のときの未発表テイク3曲が収録されています。それが「My romance」「MIsty」「ブラームスはお好き」だから、期待してしまう。いえ、内容はわるくないですよ、ゲッツ参加トラックに限っていえば。 ゲッツの「My romance」なん…

The sound

このアルバムは、やはりB面の北欧録音の人気が高いのでしょう。なんといっても「Dear old stockholm」のジャズ初演だから。アナログでいうA面とB面の温度が全然違う、ジャズ批評には「空気が変わる」と表現されていたと思います。 「Dear old stockholm」は…

Stan Getz At The Shrine

デビッド・ストーン・マーチンによる下のオリジナルジャケットより、こっちの方が好きです。 ノりまくっていて、名曲ぞろいのこのアルバム、ライブ録音がレコード1.5枚分しかなかったから翌日スタジオ録音をして2枚分にしたそうです。 あまりにも良い内容…

Getz Meets Mulligan in Hi-Fi

ゲッツがバリトンを吹くというアルバム。ゲッツのバリトンはゲッツらしくないけど、ジェリー・マリガンのテナーはゲッツらしくないので、それでどっちがどっちかわかります。ジャズ批評では間違った解説をしていたようですけど。ソプラノを吹く演奏もあるわ…

But Beautiful /Stan Getz & Bill Evans

70年代のビル・エヴァンスは美の極致。そこにゲッツが加わるのだからわるいわけがない。 1曲目はこの2人のスタジオ録音でおなじみの曲。2曲目のブルースはエヴァンスは参加していない。ゲッツがソロを終えたと思いきやすぐに再開するあたり、聴いていて謎…

Scrapple from the apple

52年、ライトハウスでのライブ。テナーサックスは2人参加。2013年の日本語ライナーには「最初のソロはゲッツ」と書いてあるんだけど、フレージングやストック、途中で少しアウトするところなどどう聴いても後から出てくる方がゲッツです。 「Stan Getz plays…

Moments in Time

同時に発売されたジョアン・ジルベルトとのライブと違い、こちらはゲッツのカルテットが存分に演奏している。ジョアン・ブラッキーンもガンガン弾いている。もっともブラッキーンのピアノはそんなにいいものではないけど。 スタジオ盤でしか聴けなかった「Su…

Deedles /Diane Schuur

ゲッツは2曲参加している。 「I'm Just Foolin' Myself」、まずピアノのイントロがかっこいい。そして80年代ゲッツ特有の落ち着いたクリアな音色と歌い回しで、しっかり伴奏をする。GRPだけあって、録音も良い分、ゲッツが素晴らしく聴こえる。 そして…

Live at the Concord Jazz Festival /Woody Herman

ウディ・ハーマン楽団のライブにゲッツが客演するという、恒例のパターン。今回は81年ということで、なんと「The dolphin」をやっている。 もともと作曲者ルイス・エサによる初演もしっとりしたものになっているこの曲、ビッグバンドでの演奏はやはりゴージ…

Getz/Gilberto '76

エアチェックなのでしょう、録音はゲッツとジョアン・ジルベルトだけ大きくてあとは目立たない。前年のスタジオ盤もそうだったけど。まあ、ジョアン・ブラッキーンはほとんど弾いていないからいいのかな、ステージにいてもかなりつまらなかったと思う。 半分…

Pure Getz

ジャケットがモノクロだから、なんとなくパッとしない内容なのかなと思うと、いい意味で大きく予想を裏切られる。80年代以降のゲッツは基本的にハズレなし。 ライブでもおなじみの「On the up and up」や「Tempus fugit」のスタジオ録音も収録。「Sippin' at…

Groovin' high

1947年の録音。ゲッツは3曲参加している。アルバムタイトル曲に参加していないという、ちょっと意味不明の部分もありますが。 「Body and soul」ではすでに落ち着いた後年のようなプレイを聴かせている。このときまだ20歳ですよ。すごく大人の演奏なんですけ…

birth of the cool vol.2

ショーティ・ロジャースの録音とジェリー・マリガンの10人編成バンドの録音のあとに、マイルス・デイビス・メトロノーム・オールスターズの録音が2曲だけ。そこにゲッツが参加している。 しかし、メンバーが、マイルスに加えて、カイ・ウインディング、リ…

I Wanna Play For You /Stanley Clarke

1曲だけゲッツが参加。スラップによる西海岸風イントロにひたっていると・・・ん?なんともいえない音色の楽器が。あ、これがゲッツ!? 録音の関係なのかスラップとの相性のせいか、なれるまではどうしてもゲッツの音色がシンセのように聴こえてしまってい…

Reflections

このアルバムを初めて聴いたときの印象は「すごく優しい音色だなあ」ということ。とにかくゲッツの音色がきれいに録音されている。 クラウス・オガーマンによるアレンジは弦、管だけでなくコーラスも入るけど、キワモノゲッツ度はまったくない・・・かも。「…

Stan Getz - Vol. 1-Teenage Stan 1943-1946

ゲッツの最初期の録音のうち、ソロが聴けるものを集めたコンピレーション。 さすがに聴いていてもゲッツらしさはほとんど感じられない(たまに片鱗が聴かれる)。テナーの4小節交換もあるけど、むしろ相手の方が後年のゲッツに近い、というくらい後年のゲッ…

West Coast Live /Chet Baker & Stan getz

ゲッツはジェリー・マリガンの代役で急きょ参加したそうだけど、エキサイティングな演奏でこのままレギュラーでも良かったと思える内容になっています。これからだんだん演奏がつまらなくなってくるチェット・ベイカーもトランぺッターとしてのピーク期の演…

Seven Faces of Valentine /Chet Baker

このアルバムはチェット・ベイカーによる「My funny Valentine」が7曲入っているというとんでもないものなんだけど、そのうち1つがゲッツとの80年代の北欧ツアーでの録音。 80年代の北欧ツアーはヴァーヴからもコンコードからもライブ盤が発売されているけど…

Small World /Huey Lewis & the News

それまでの純粋アメリカンロック路線から方向転換をして、スカっぽいサウンドを取り入れたりインストルメンタル曲を2曲も収録したりして、「ロックを辞めた」などと言われ商業的に失敗したアルバム。 ところが、このインストルメンタル曲のうち1つに、なん…

Duesseldorf 1960 /John Coltrane

youtubeで動画がアップされ、DVDが先に発売されていた音源。個人的にはDVDよりやはりCDで音のみに集中して聴きたいので、これが発売されて良かったです。 「Rifftide」でジョン・コルトレーンのあとにソロをとるゲッツだけど、フレーズもいまいち入…

Live in Stockholm 1978

同内容の映像作品も出ているけど、音楽に集中するならCDの方がいい。映像を見ることで、なんともいえないシチュエーションでのライブだということはわかりますが。 冒頭2曲は現地のミュージシャンの作品で、ゲッツの演奏としてはたぶんこのアルバムでしか聴…

Getz/Gilberto

誰かがいっていたように、このアルバムを低く評価するボサノヴァファンはえせボサノヴァファン、このアルバムを低く評価する音楽ファンは視野の狭い素人。かっこつけようとする人ほどこのアルバムを悪くいう。「私はわかっている」といわんばかりに。 ジョア…

L.A. get together

いま「Live at the Haig」として販売されているこのアルバム、たぶん内容は当初の「L.A. get together」と同じなのではないかと思います。そういう前提で話を進めます。「L.A. get together」は「West coast live」と同じ音源です。 「West coast live」につ…

Take It To Heart /Michael Mcdonald

ゲッツは1曲のみ参加。その曲自体、「マイケル・マクドナルドがこの曲かあ」となんだか不思議な気分になりますが。 ゲッツはさんざん歌で引っ張ったあとにようやく登場。曲想にマッチして構成もばっちり。これから盛り上がるのかと思いきやフェイドアウト。…

Jazz Samba

いろんなところでいわれているように、サンバでもボサノヴァでもない音楽です。でも、このさわやかさとゲッツの美しいフレーズはそんなことどうでもよく感じさせてくれる。呼び名が気にいらなければ変えてもいい、音楽自体は変わらないのだから。 冒頭の「De…

Didn't we

ゲッツのオーケストラものとしては有名ではないけれど、内容は素晴らしい。リズムセクションも参加しているけど、ジャズではない。極上のポップス。ほめ言葉ですよ。 なじみのない曲が多いけど、どれも佳曲。「Go away little girl」はなんとキャロル・キン…

Brasil /The Manhattan Transfer

スタン・ゲッツが1曲だけ参加しているだけでなく、なんと作曲者のジャヴァンまで参加しているというレアものです。ライブ映像がYoutubeにもありましたね。 ジャヴァンの楽曲はとにかく個性的、MPBはほとんどがそうですが北半球では生まれようもないメロ…

Dear Old Stan Getz Vol.1

マシュマロレコードから発売された、999枚限定CD。私の持っているものにはサインペンで「044」と書いています。誰か番号がダブっていたら、999枚限定というのはウソということになりますが、まさかそんなことはないよね。 内容は50年代初期のアルバム…

The Peacocks

ロウルズのヴォーカルは決していいものではないけど、ピーコックスという曲は評価できる。もっとも、作曲者本人によるこのテイクより明らかにビル・エヴァンスとの共演の方が良い。 このアルバムはどこまで真剣に、どこまでふざけて作ったのかわからないよね…

Just friends /Helen Merrill

1曲目は、あの名曲「Cavatina」。イントロのあとゲッツによるメロディが聴こえ、感動しているとヘレン・メリルの歌が入ってきて思い出します。 「ああ、そういえば私はヘレン・メリルの声も歌い方も嫌いだったんだ」 主役であるはずのメリルはわきに置いて…

Monterey Jazz Festival 1979 /Woody and Friends

ゲッツは「What are you doing the rest of your life」にのみ参加。ほかのゲッツ不参加曲も良いんだけどここでは割愛します。 ゲッツを交えたテーマメロディが終わると、倍テンボサノヴァ風リズムによる2コード繰り返しパターンによるソロが展開される。軽…

Stan Getz And Guests Live At Newport 1964

ゲイリー・バートン入りカルテットの発掘音源。そのわりには音量バランスがいいというかゲッツの音がくっきりしていて、発掘もの特有のストレスは感じない。 レパートリーはこのカルテットの録音ではおなじみの曲ばかり。冒頭、「Waltz For A Lonely Wife」…

Serenity

まったく期待せずに買ってみたら、とんでもなく気にいってしまったアルバム。エマーシーでの録音はケニー・バロンのピアノが輝いて聴こえるのが特徴です。 1曲目の「Green Dolphin Street」、イントロと混ざった冒頭のテーマメロディの崩し方が絶妙。エンデ…

Captain Marvel

硬派なジャズファンの間で「ジャズが好き」といって、「スタン・ゲッツが好き」といったら、 「君は何もわかっていない」といわれる。 スタン・ゲッツのファンの間で「キャプテン・マーヴェルが好き」といったら、 「おまえは何もわかっていない」といわれる…