スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

80年代

Timeless /Diane Schuur

「How long has this been going on」の幻想的なアレンジとゲッツのソロの入り方が最高。こういうストリングス(シンセ?)入りのジャズボーカルもいいですよね。シューアのフェイクしたメロディを拾ってそのままオブリにつなげるところがかっこいい。 そし…

Quintessence, Vol. 2 /Stan Getz quartet with Chet Baker

「Vol.1」と違い、チェット・ベイカーのボーカルが入っていないのが何よりうれしいw 楽曲は、ゲッツとしては30年以上ぶりの「Conception」や、おそらく唯一の録音「It's you or no one」など、珍しい内容となっている。同じように30年ぶりの「We will be to…

Quintessence, Vol. 1 /Stan Getz quartet with Chet Baker

冒頭のアナウンスのあと、ゲッツによる「I'm oldfashoned」が強烈にカッコいい。ルバートでピアノと一緒に進み、AABAの最後のAでフレーズを繰り返すところなんか最高。しかし、そのあとチェット・ベイカーの歌が入ってくる。ここでガクリときます。 続…

Swing street /Barry Manilow

バリー・マニロウのアルバムで「Summertime」に参加。なんとダイアン・シューアとのデュエットで、そこにゲッツがからむ。冒頭のダイアンからゲッツがずっとからんでいて、まるでゲッツが主役のよう。歌は歌にオブリつけられないからね。 最後までゲッツが二…

Live in Paris

パリでのライブはたくさんあるので、内容をしっかり見ないと同じ録音を買ってしまうことになるので注意が必要。 1982年のライブで、メンバーも選曲も「またいつものやつね」と思いがちだけど、あなどっていると痛い目にあう。非常に良質のライブ演奏。 タイ…

Voyage

ひところ入手困難となって幻の名盤扱いされたアルバム。レーベル自体がマイナーだったしね。 レパートリーとしては、87年のモンマルトルライブで聴ける曲が多い。でも「 I Thought About You」も「Falling In Love」もライブ盤のほうが出来が良い気がする…

Homage to Charlie Parker

ゲッツのほか、ジャッキー・マクリーンやフィル・ウッズ、ミルト・ジャクソンなど錚々たるメンバーによる1989年の録音。ゲッツは4曲参加。 冒頭の「Birks Works」は「Steeplechase」の間違い。マクリーンは衰えた感じがあるけどウッズは年を重ねるごとにつ…

Stan Getz, JJ Johnson Quintet Live in Chicago 1988

あのオペラハウスの約30年後の再開セッション。ジャケット写真が若いな~ 選曲はオペラハウス盤といくつかかぶっている。ファンサービスなのだろう。 なんとなく音質はわるくないと思うけど、よく聴いてみるとゲッツの音色のレンジが狭く、きれいに聴こえな…

Poetry /Stan Getz & Albert Dailey

ゲッツとアルバート・デイリーのデュオ。後年の「People time」みたいなものを期待すると裏切られる。それはデイリーのピアノが拙いからだけではない。 選曲は「Confrmation」「Tune up」「A night at tunisia」など、デュオでは避けるべき曲が並んでいる。…

The Stockholm Concerts /Stan Getz & Chet Baker

チェット・ベイカーとの北欧ツアーで、「Quintessence」の前日の録音。こちらはスウェーデン、あちらはノルウェーのライブ。ついでにいうと、こちらはCD3枚組、あちらは別売りで2枚というボリューム。 CD3枚組だけど、内容は2日間のライブをおさめている…

Empty Shells

おそらくゲッツの音源でもっとも海賊盤が多いのが、このライブ音源。ゲッツのファンは曲名を見ればすぐにピンとくる。ちなみに2番目に多いのがワルシャワの録音の5曲ね。 チャック・ローブを入れてフュージョン色を強めているんだけど、ローブのソロはフレ…

Blue Skies

この頃のゲッツのアルバム、この「Blue skies」のほか「Spring is here」「The dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。 冒頭「Spring Is Here」がタイトルとは違って暗い曲なのに…

Carryin on' /Michele Hendricks

ゲッツが2曲参加している。それがどちらも素晴らしい。「Old devil moon」は曲の最初からどんどん歌にからみ、ソロではストックフレーズを交えながら盛り上げる。 「Prelude to a kiss」は静かな曲想を包み込むような演奏が印象的。 それにしてもこの人、ジ…

Apasionado

このアルバムを「いまさらゲッツがまたフュージョンか」といった人がいたけど、本質を見ていないと思う。ゲッツのフュージョンというのはまさに単なる フュージョンではなく「ゲッツのフュージョン」というジャンル、スタイル。一般的な高音域で泣き叫ぶフュ…

Soul Eyes

つぶれた写真のトホホさにつられてはいけない。大名盤である。 聴き飽きているはずの「Blood count」もやはり何度聴いてもすばらしい。どうして盛り上がるのかわからない「Stans blues」、やっぱりエキサイトしてしまう。聴衆も怒涛の拍手。こんなやる気のな…

Spring is here

「the dolphin」と同時期の、姉妹作。演奏内容は当然良すぎるんだけど、選曲がバラード中心になっているのはいかにもアウトテイク寄せ集めアルバムか。それぞれの曲はどれも素晴らしいんですけどね。 とにかく、冒頭「How about you」が良い。ソロに入っても…

Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986 Woody Herman

1966年と1986年のライブを収録したもの。 1966年の方はお約束の「four brothers」と「early autumn」。またか、とも思うけど、「four brothers」はややテンポが落ちていて聴きやすい。ゲッツのソロは手抜き風。 「early autumn」はオケのバランスが取れてい…

The dolphin

私が好きなゲッツのアルバムではベスト3に入ります。 「ゲッツがそれまでのヒット狙いをやめて、原点回帰したアルバム」といわれていて、実際そのとおりだと思う(このあともポップなフュージョンを数枚録音しているけど)。 1曲目の「The dolphin」の美し…

1100 Bel Air Place /Julio Iglesias

まさかフリオ・イグレシアスのアルバムに参加しているとは驚きました。「世界の恋人」のバックで。 ゲッツは「When I fall in love」に参加。ソロに関してはいうことなし。ただ、このテイク、バックの関係でそう聴こえてしまうのか、わざとそういうアレンジ…

Schuur Thing /Diane Schuur

ゲッツが応援していたというダイアン・シューア。このアルバムでは2曲に参加。まずは「It don't mean a thing」。クイーカを入れたサンバ風リズムで、歌は早々にゲッツのソロにチェンジ。バッチリのソロを聴かせたあとは歌との2小節交換(4分の2でカウント…

Anniversary

87年のライブ。このアルバムの収録にもれたのが後年「Serenity」として発表されるんだけど、どちらも文句ない内容。 こっちは1曲をのぞいてバラードとミディアムテンポ。ラスト前の「What is this things called love?」がアルバムのクライマックス。普通の…

Yours and Mine

1989年、かなりの名盤だと思う。1曲目「You'd Be So Nice To Come Home To」は普通のスタンダードながら、ゲッツの録音は初めてじゃないかな?これがすばらしい演奏で、けっこうフレーズもコピーできます。ベースのレイ・ドラモンドも短いながら無骨ないい…

Bossas & Ballads: The Lost Sessions

「bossas」という複数形はありなのかわかりませんが。 1989年の未発表セッションだったもの。あまりにもクオリティが高くて、どうしてこれが未発表だったのかと誰もが思うはず。ライナーには「(当時録音したレーベル)A&Mはストレートアヘッドなジャ…

Billy Highstreet Samba

ゲッツのソプラノサックスが聴けるアルバムとして有名だね。81年録音でメンバーも一新していることもあり、70年代的フュージョンではなく確かに80年代のフュージョンとして仕上がっている。「The Dolphin」以降なのに「またフュージョンか」という人も…

Repetition /Jimmy Gourley

この人、なぜいきなりゲッツをサイドマンとして録音してるのかなあと思っていたら、50年代(だったかな)にゲッツと共演してるんですね。 「Embraceable you」はゲッツがテーマを半分とり、完全にサイドマンではなく少なくとも主役の1人。ソロもギターバック…

Friends for Schuur /Diane Schuur

ヘレン・メリルのアルバムのように、ゲッツの未発表録音にあとでオーバーダブしたというものではありません。アルバム「Blue skies」のゲッツのカルテット演奏からコンピューター処理でソロを抜き出して歌伴風に仕上げたというもの。オリジナル演奏はさんざ…

Blossom of stars /Helen Merrill

アルバム「Just Friends」録音のときの未発表テイク3曲が収録されています。それが「My romance」「MIsty」「ブラームスはお好き」だから、期待してしまう。いえ、内容はわるくないですよ、ゲッツ参加トラックに限っていえば。 ゲッツの「My romance」なん…

Deedles /Diane Schuur

ゲッツは2曲参加している。 「I'm Just Foolin' Myself」、まずピアノのイントロがかっこいい。そして80年代ゲッツ特有の落ち着いたクリアな音色と歌い回しで、しっかり伴奏をする。GRPだけあって、録音も良い分、ゲッツが素晴らしく聴こえる。 そして…

Live at the Concord Jazz Festival /Woody Herman

ウディ・ハーマン楽団のライブにゲッツが客演するという、恒例のパターン。今回は81年ということで、なんと「The dolphin」をやっている。 もともと作曲者ルイス・エサによる初演もしっとりしたものになっているこの曲、ビッグバンドでの演奏はやはりゴージ…

Pure Getz

ジャケットがモノクロだから、なんとなくパッとしない内容なのかなと思うと、いい意味で大きく予想を裏切られる。80年代以降のゲッツは基本的にハズレなし。 ライブでもおなじみの「On the up and up」や「Tempus fugit」のスタジオ録音も収録。「Sippin' at…