スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

60年代

In Sweden 1958-60

ヴァーヴの「imported from Europe」のスタジオセッション全貌にいくつかのライブ音源を加えた内容。スタジオ録音の方は、ヴァーヴのアルバムに収録されなかった「gold rush」や「cabin in the sky」など、お蔵入りさせるのが惜しい演奏がずらりと並んでいる…

Stan Getz Miles Davis rare live

ジャズ界でもっとも期待外れの1枚。まずこの2人の共演ではないのにこのジャケット。マイルス・デイビスの方の録音も、レスター・ヤングの衰えっぷりが悲しくなるんだけど、やはりゲッツの録音について。 このアルバムがどうして期待されるかというと、スコ…

Live At Newport 1966 / Hollywood Bowl 1986 Woody Herman

1966年と1986年のライブを収録したもの。 1966年の方はお約束の「four brothers」と「early autumn」。またか、とも思うけど、「four brothers」はややテンポが落ちていて聴きやすい。ゲッツのソロは手抜き風。 「early autumn」はオケのバランスが取れてい…

SWISS RADIO DAYS JAZZ SERIES, VOL.29

この発掘音源が発売されたころって、同じような50年代末~60年の欧州ライブ録音の発掘音源がたくさん発表されていて、その中にはちょっと首をかしげるような内容のものもあった。さらに、もともと発売されている同様の北欧録音なんかとレパートリーも似…

Without a Song

ジャケットにはベニー・グッドマンが映っている。ゲッツはオットーリンクのメタルを吹いているという、実は貴重な写真。 このアルバム、冒頭の「born to be blue」を聴いた瞬間ノックアウトされる。ほかのアルバムで聴けるようなバラードでなく軽快なミディ…

Stan Getz & Bill Evans

ジャケットのゲッツの写真がかっこわるいよね。ビル・エヴァンスの方はバッチリカッコいいのに。 ロン・カーター、エルヴィン・ジョーンズのリズムセクションが合ってるのか合っていないのかよくわからないけど、全体的には2人のリーダーがいい作品に仕上げ…

Voices

ストリングスの代わりに混声コーラスがバックについた作品。 というと興味深く思えるんだけど、実際は期待(?)のコーラスの音量が小さくて、フツーに聴けてしまうのが残念。もっとキワモノだと思っていたのに。 選曲はホント、箸にも棒にも掛からないもの…

Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida

ゲッツはボサノヴァといわれるアルバムを短期間に集中して録音した。最初の「Jazz samba」が1962年、そしてスタジオ録音ではラストになるこのアルバムが1963年。ライブでは1964年にアストラッド・ジルベルト入りの作品も残しているけど、そのころはすでにゲ…

Stan Getz Bob Brookmeyer recorded fall 1961

ボブ・ブルックマイヤーとの録音は、どれもゲッツの音色が良く録れている気がします。このアルバムもユニゾンのメロディからサブトーンがばっちり聴きとれます。 1曲目は3拍子のブルックマイヤーのオリジナル。ロイ・ヘインズは3拍子でよくやるいつものワン…

Nobody Else But Me

かなりの名盤なのになぜかお蔵入りだったもの。ライナーにはもっともらしい理由が書かれているけど、信じられない。とにかくゲッツの音色がいい。スタジオ録音はそれがいい。ゲイリー・バートンによるバッキングは幻想的な世界を作っている。このアルバムは…

The song is you

1969年、メンバーはスタンリー・カウエルにミロスラフ・ヴィトゥス、ジャック・ディジョネット。そういうこともあり、一部の評論では「ゲッツが若手についていけていない」という論調もあるが、まったく的外れ。彼らが自分の演奏しかできずリーダーの音楽性…

LIve in Düsseldorf 1960

ボサノヴァ以前のあまり知られていない1960年ライブ、おまけにドイツのジャズフェスティバル、5曲入りで「out of nowhere」が2テイクも入っている、あとはいつもの「Woody'n you」など目新しい曲もなし。 なんてことを知ると、まったく期待できないアルバ…

Stan Getz Quartet at Birdland 1961

音質はいかにもエアチェックというわるさ、でもゲッツのプレイはよい。ロイ・ヘインズもあまり目立たないのでOK。とにかくベースのジミー・ギャリソンがいい演奏をしている。スコット・ラファロ事故死からほぼ4か月後の録音。 ただ、このアルバムはライン…

Getz/Gilberto #2

このアルバムほど不思議・意味不明なものも珍しい。ゲッツとジルベルトといいながら、実はオリジナルフォーマットでは共演曲はなし。ゲッツはすでにゲイリー・バートン入りカルテット、ジョアン・ジルベルトは自身のトリオ。当時このアルバムを買った人はだ…

Live In Amsterdam, Dusseldorf & Zurich 1960

当時の欧州ツアーの録音。ドイツやスイスの録音はすでに発売されているものだし、この頃はほかにもスウェーデンやデンマークなどいろいろな録音が残っているので、すべて保有済み音源かと思っていたら、冒頭の7曲のオランダでの録音は未発表だった。コレク…

Live in London

このアルバムを聴いて、ほとんどの人が違和感を覚える。その正体を明かします。 1964年のライブで、ゲイリー・バートンの曲をやっているけどバートンは参加していない。バートンとの初共演はおそらく前年のオーケストラもので、その後ゲッツのバンドに参加す…

Cool Velvet

はっきりいってかなりの駄作だと思う。ゲッツの音色は一般的な普通のストリングスものには合わないのだなあと思う。 いや、ダメな理由はそれだけではない。アレンジがわるい。ジャズではない。ストリングスものでもジャズはジャズ。 最たる理由は選曲だ。ノ…

The Vancouver Concert 1965

「コンサート」と書いてあるのに観客の声も聴こえず明らかにスタジオ録音。曲ごとにMCが入るんだけど、これもエアチェック風でなくマイクによるラインで集音しているのがわかる。 英文ライナーを読むと「ラジオ放送のために録音したもの」と書いていある。…

Jazz samba encore!

「Jazz Samba」で火がついたボサノヴァブーム、いよいよ本場ブラジルのミュージシャンの参加が実現したわけだけど、ボサノヴァとはなじみがないルイス・ボンファとちょっとこわいwマリア・トレード、そして本当は演奏家というより作曲家のアントニオ・カル…

Stan Getz quartet in Paris

もともとは下のアルバムだったものを、なぜかユニバーサルが「Jazz in Paris」という企画で再販したもの。 「Jazz in Paris」けっこうたくさん出ていて、ボックスにもなっている。 さて、このアルバム、ジャズ批評では高評価だったけど、私は数あるゲッツの…

Music Minus One Guitar: For Guitarists Only! Jimmy Raney Small Band Arrangements

ディスコグラフィーを見るとこんなのが載っています。ゲッツは「Stu berry」という名前で参加。マイナスワンということだからどんなものかは予想がつく、要するにジェイミーみたいなものでしょう、でもオブリのようにゲッツのソロもちょっと聴けるんじゃない…

BIg band bossa nova

すみません、実は当初はこのアルバム好きじゃありませんでした。だってビッグバンドでボサノヴァですよ?違うでしょ、さすがアメリカ人、という印象で。実際聴いてみてもまだアメリカ人だけで間違ったボサノヴァをやっているだけだし、「Chega de saudade」…

Reflections

このアルバムを初めて聴いたときの印象は「すごく優しい音色だなあ」ということ。とにかくゲッツの音色がきれいに録音されている。 クラウス・オガーマンによるアレンジは弦、管だけでなくコーラスも入るけど、キワモノゲッツ度はまったくない・・・かも。「…

Duesseldorf 1960 /John Coltrane

youtubeで動画がアップされ、DVDが先に発売されていた音源。個人的にはDVDよりやはりCDで音のみに集中して聴きたいので、これが発売されて良かったです。 「Rifftide」でジョン・コルトレーンのあとにソロをとるゲッツだけど、フレーズもいまいち入…

Getz/Gilberto

誰かがいっていたように、このアルバムを低く評価するボサノヴァファンはえせボサノヴァファン、このアルバムを低く評価する音楽ファンは視野の狭い素人。かっこつけようとする人ほどこのアルバムを悪くいう。「私はわかっている」といわんばかりに。 ジョア…

Jazz Samba

いろんなところでいわれているように、サンバでもボサノヴァでもない音楽です。でも、このさわやかさとゲッツの美しいフレーズはそんなことどうでもよく感じさせてくれる。呼び名が気にいらなければ変えてもいい、音楽自体は変わらないのだから。 冒頭の「De…

Didn't we

ゲッツのオーケストラものとしては有名ではないけれど、内容は素晴らしい。リズムセクションも参加しているけど、ジャズではない。極上のポップス。ほめ言葉ですよ。 なじみのない曲が多いけど、どれも佳曲。「Go away little girl」はなんとキャロル・キン…

Stan Getz And Guests Live At Newport 1964

ゲイリー・バートン入りカルテットの発掘音源。そのわりには音量バランスがいいというかゲッツの音がくっきりしていて、発掘もの特有のストレスは感じない。 レパートリーはこのカルテットの録音ではおなじみの曲ばかり。冒頭、「Waltz For A Lonely Wife」…