スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Stan Getz at Nalen With Bengt Hallberg

最初聴いたときは、ゲッツの短いソロとベンクト・ハルベルクの長~いソロの対比で、ゲッツ手抜きライブの録音かと思ってしまった。それほどハルベルクのソロは長い。「All God´s Chillun Got Rhythm」と「Ack Värmeland Du Sköna」がそう。 もしかしてゲッツ…

Complete 1948-1950 capitol sessions/Woody Herman

コロンビアの2枚組同様、ゲッツ参加曲は少ない。全39曲中たった7曲。歌伴オケばかりでほとんどゲッツの音も聴こえない。それでもここには「Early autumn」が収録されている。この1曲のみがほしいのならオムニバスがいくつもあるんだけど、やはりゲッツ…

Empty Shells

おそらくゲッツの音源でもっとも海賊盤が多いのが、このライブ音源。ゲッツのファンは曲名を見ればすぐにピンとくる。ちなみに2番目に多いのがワルシャワの録音の5曲ね。 チャック・ローブを入れてフュージョン色を強めているんだけど、ローブのソロはフレ…

Stan Meets Chet

ルックス重視派にとっては最高のアルバムの1つのはずだけど、内容は決して名盤とは言い難い。このアルバムほどツッコミどころが多いものも珍しい。好きなアルバムだけど。 まず、この2大スターの共演なのにリズムセクションが無名w なんとなくきいたこと…

Complete Live in Stockholm. November 21 1960 /Jazz at the Philharmonic

ヴァーヴでLP4枚に分かれていたものがCD3枚組でコンプリートとして発売されたもの。これに限らず、ポリドールから離れてようやくファン待望の音源がCD化されているのはいいことです。 ところが、コンプリートといっているのにこれはコンプリートではな…

Change of Scenes / Stan Getz with The Kenny Clarke-Francy Boland Big Band

ゲッツの中でも硬派の最右翼に位置するアルバムの1つ。フランシス・ボーランによる、主義主張がない究極の純粋主義的音楽がなぜかゲッツとぴったりマッチ。 フリーの要素、メカニカルなリフ、エレキベースのハーモニクス、不安を誘うエレピ、いきなり5拍子…

Interpretations by the Stan Getz Quintet #3

ボブ・ブルックマイヤーを入れたクインテットによる録音。すごくカッチリしている印象で、ある意味では50年代ゲッツの最高傑作かもしれない。好き嫌いでいえばもっと好きなアルバムがあるけど。 1曲目、「It don't mean a thing」で思い切りスイングする。超…

A look at yesterday

ゲッツを売るには曲数が少ないので他の録音を集めたもの。あとになって曲が足りないので他にもいろいろ寄せ集めて、ゲッツ名義で売ろうとするのはわかる。けど、全19曲中ゲッツ参加が7曲しかないのは、店頭でなくネットで買った人はだまされたと思うかも。 …

Award Winner

アマゾンのレビューでは一連の西海岸セッションの頂点という記載もあるけど、どうなんだろう。ゲッツは落ち着き払って名演をするものの、如何せん選曲がわるい。 1曲目「Where Or When」はサイズが32小節でないだけでなくメロディも進行もよくない。全然乗…

The West Coast Sessions

アルバムでいうと「West coast jazz」「The steamer」「Award winner」そして「The cool sounds」の前半のセッションと、アウトテイクが収録されている。 それらのアルバムについては別稿で述べたとおり。アウトテイク(断片や別テイク、録音時の声など)は…

Two Sides of Stan Getz

LPでしか出ていないように思われているけど、実は下のCDと内容は一緒。とはいえ、こちらもちょっと入手しづらくなっているらしい。 こっちの方では曲名が1つだけ違っているけど、同じ内容です。前半は、例の「最もブートレグが多い録音」である、スコッ…

LIVE IN NICE 1978 /Bill Evans Trio & Guests

アマゾンでは少しプレミアがついて高く売られていたこともある。2枚組でゲッツ参加はたった1曲ということだけど、ビル・エヴァンスは大好きだからまあいいでしょうと思っていた。ちなみに同じくゲストで参加しているリー・コニッツは昔から苦手。 実際はラ…

Dear Old Stockholm

ルースト(メトロノーム)の音源を集めた編集盤だけど、2曲だけここでしか聴けないテイクが入っている。バリトンサックスを入れたクインテットで、なかなかおもしろい。 「Don't be afraid」はタイトルからスタンダード曲に間違いそうになるけど、ブルース。…

Live in London Vol.2

「Vol.1」でもいったとおり、録音バランスのわるさとピアニストのまずさが気になってしょうがない。ピアニストについて、日本語ライナーでは「個性が強い」という表現をしているが、そういうものではない。あまりのひどさに怒りすら感じる。 ピアニスト、ス…

Stan Getz & Cool Sounds

5つのセッションから収録されている。最初の4曲は、使用音域が低く、まるでクール時代に逆戻りしたかのように淡々とした演奏。「of thee I sing」はただでさえパッとしないメロディに加えて3枚組ボックスのコンプリート盤に6テイクくらい入っていてウンザ…

SCANDINAVIAN DAYS

オスカー・ペティフォードをフィーチャーとあるけど、3曲しか参加していませんw 全10曲中4曲は他のアルバムで聴ける。そもそもこの頃の欧州や北欧ツアーの録音はもう飽きた、という人もいるかもしれない。確かに「out of nowhere」を聴いていると「これ…

Jazz/ Tony Bennett

トニー・ベネットのオムニバスで、ゲッツ参加の4曲が収録されている。 とにかくゲッツが吹きまくる。単なる歌伴という遠慮はまったくない。「Out Of This World」は完全にゲッツが主役。 ジャズでは普段アップテンポで演奏される「Just Friends」は、しっと…

Blue Skies

この頃のゲッツのアルバム、この「Blue skies」のほか「Spring is here」「The dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。 冒頭「Spring Is Here」がタイトルとは違って暗い曲なのに…

Sweet rain

チック・コリアの参加で有名なアルバム。ジャケットの写真は誰なんだろう。 テンポが目まぐるしく変わるコリアの「Litha」、最初の4ビートでのフレーズはアドリブなんだろうか、他のライブ録音でも演奏しているんだけど、ゲッツのソロフレーズとしての特徴が…

Municipal Auditorium Topeka Kansas February 55 /Count Basie

カウント・ベイシー楽団のライブアルバムで、ゲッツ参加曲が4つ入っている。ほかはレスター・ヤングやサラ・ヴォーンなどとの共演。 それにしてもゲッツとベイシー楽団の共演はどういう経緯で実現したのか。合うのかなあと心配になる。ベイシー本人との共演…

What The World Needs Now Is Love

バート・バカラック曲集。最初はバカラックなのに「I'll Never Fall in Love Again」「I Say Little Prayer」「Raindrops Keep Falling on My Head」「Close to You」が入ってないなんて!と思っていたのだけど、これが聴いてみるととても良いアルバム。クラ…

The master

70年代なのに、なんの工夫もなく単なるカルテットでバリバリ吹きまくっているというアルバム。それがまた素晴らしい。骨太のゲッツが伝わってくる。ピアノがアルバート・デイリーでなければもっと良かった。 2曲目「Raven's wood」はビリー・ハートのシンバ…

The Steamer

とにかく名盤。派手さがないものの、大傑作だと思います。 1曲目「Blues for Mary Jane」が、さっそくシブくまったく派手じゃないけど、とにかくゲッツが延々と絶好調なソロを展開する。 これはすごいと思っていると続いて「There Will Never Be Another You…

People Time: The Complete Recording

この7枚組のアルバムが発表されたときは歓喜しました。これを「いかにも末期がん患者のダメライブ」と評したひとがいたけど、残念。人類の永遠の財産だと思います。 確かに当初発表された2枚組よりは出来がわるいことは否めない。特に「Night and day」が顕…

Nothing But The Blues / Herb Ellis

タイトルのとおりブルース漬けのアルバム。ロイ・エルドリッジは古くさいスタイルでエリスのブルースに合うんだけど、ゲッツはどうなんだろう。1曲目のバックリフ、ゲッツとは思えないプレイで「あんた、誰?」と思ってしまう。オーソドックスなジャズなの…

Carryin on' /Michele Hendricks

ゲッツが2曲参加している。それがどちらも素晴らしい。「Old devil moon」は曲の最初からどんどん歌にからみ、ソロではストックフレーズを交えながら盛り上げる。 「Prelude to a kiss」は静かな曲想を包み込むような演奏が印象的。 それにしてもこの人、ジ…

Apasionado

このアルバムを「いまさらゲッツがまたフュージョンか」といった人がいたけど、本質を見ていないと思う。ゲッツのフュージョンというのはまさに単なる フュージョンではなく「ゲッツのフュージョン」というジャンル、スタイル。一般的な高音域で泣き叫ぶフュ…

Moonlight in Vermont /Johnny Smith

ゲッツ参加で有名だけど、ゲッツ目当てで買うととんでもなく後悔することになる。CDによって違うけど、オリジナルアルバムの曲順をまるっきり無視した、真ん中にCD追加曲を突っ込んだ構成にも我慢できない。 ゲッツは別テイク含めて9曲だけ参加してるけ…

Woody Herman Story

ウディ・ハーマンの4枚組CDボックス。全91曲のうちゲッツ参加は17曲程度。かつ、「Blowin Up a Storm: The Columbia Years」や「Complete 1948-1950 Capitol Session」などと重なる音源が多く、重複していないのは5曲だけ。たいていのゲッツファンはこ…

Soul Eyes

つぶれた写真のトホホさにつられてはいけない。大名盤である。 聴き飽きているはずの「Blood count」もやはり何度聴いてもすばらしい。どうして盛り上がるのかわからない「Stans blues」、やっぱりエキサイトしてしまう。聴衆も怒涛の拍手。こんなやる気のな…