スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

You Gotta Pay The Band /Abbey Lincoln

聴くまでは、「どうせ90年代のジャズボーカル、ヒップホップとかなんでしょ」と思っていたのに、全然そんなことなかった。ムーディな曲中心の、極上のジャズボーカルアルバム。アビー・リンカーンの歌い方は嫌いだけどいいアルバム。 ゲッツのスタジオ録音…

The soft swing

冒頭の「All The Things You Are」があまりにもリラックスしているので、そのすごさに気づかないかもしれない。採譜してみるとすごいことがよくわかる。 しかし2曲目「Pocono mac」もリラックス路線。3曲目はややアップテンポになるも次はまたゆったり。 …

The Stockholm Concerts /Stan Getz & Chet Baker

チェット・ベイカーとの北欧ツアーで、「Quintessence」の前日の録音。こちらはスウェーデン、あちらはノルウェーのライブ。ついでにいうと、こちらはCD3枚組、あちらは別売りで2枚というボリューム。 CD3枚組だけど、内容は2日間のライブをおさめている…

DVD 2

前回の続きです。 これはあのモントルーライブとまったく同じ。ちゃんと最後にスタンリー・クラークが間違ってますよ。トニー・ウイリアムスがたったこれだけのセットであれだけの音を出すのだからすごい。 例のCD3枚組のライブと同じ音源です。ゲッツの派…

DVD

今では動画サイトでゲッツのいろいろな動画を見ることができるけど、DVDとして購入できるものとして思いつくのは、これくらい。 これは1980年代のライブで、CDにはなっていないはず。冒頭3曲がおそろしくつまらない・・・ 1978年の欧州ライブ。演奏内容は抜…

Norman Granz jam session 4

ノーマン・グランツのジャムセッション。全9アルバムのうち3と4がゲッツ参加。 こちらはカウント・ベイシーのオルガン演奏も聴かれる。 「Oh, Lady, Be Good!」はゲッツがガンガン攻めまくる。「Norman Granz jam session 3」と同様、いまいちゲッツがゲ…

Norman Granz jam session 3

ノーマン・グランツのジャムセッションシリーズ。バラバラでCD発売されているようだけど、CD5枚組のコンプリート盤のほうがお薦め。 ジャムセッションシリーズは9まであるんだけど、ゲッツが参加しているのは3と4。 ここではカウント・ベイシーがピア…

Dear Old Stan Getz Vol.2 Out Of Nowhere

マシュマロレコードの限定盤で、私の持っているCDには「213」という番号が振られている。はい、アナログではなくCDの方です。 最初の4曲は「Swiss radio days」と同じテイク、最後の3曲はもっとも出回っている録音の1つ、あのオスカー・ペティフォ…

Focus

いわゆるジャズの「ウィズ・ストリングス」とはまったく違う、独特のサウンドを持ったアルバム。ムード音楽的要素は皆無なので、ストリングスものが嫌いな人も安心して聴ける。逆に、ムード的なものを求めている人にとっては「だまされた!」感たっぷりだろ…

Stan Getz at Nalen With Bengt Hallberg

最初聴いたときは、ゲッツの短いソロとベンクト・ハルベルクの長~いソロの対比で、ゲッツ手抜きライブの録音かと思ってしまった。それほどハルベルクのソロは長い。「All God´s Chillun Got Rhythm」と「Ack Värmeland Du Sköna」がそう。 もしかしてゲッツ…

Complete 1948-1950 capitol sessions/Woody Herman

コロンビアの2枚組同様、ゲッツ参加曲は少ない。全39曲中たった7曲。歌伴オケばかりでほとんどゲッツの音も聴こえない。それでもここには「Early autumn」が収録されている。この1曲のみがほしいのならオムニバスがいくつもあるんだけど、やはりゲッツ…

Empty Shells

おそらくゲッツの音源でもっとも海賊盤が多いのが、このライブ音源。ゲッツのファンは曲名を見ればすぐにピンとくる。ちなみに2番目に多いのがワルシャワの録音の5曲ね。 チャック・ローブを入れてフュージョン色を強めているんだけど、ローブのソロはフレ…

Stan Meets Chet

ルックス重視派にとっては最高のアルバムの1つのはずだけど、内容は決して名盤とは言い難い。このアルバムほどツッコミどころが多いものも珍しい。好きなアルバムだけど。 まず、この2大スターの共演なのにリズムセクションが無名w なんとなくきいたこと…

Complete Live in Stockholm. November 21 1960 /Jazz at the Philharmonic

ヴァーヴでLP4枚に分かれていたものがCD3枚組でコンプリートとして発売されたもの。これに限らず、ポリドールから離れてようやくファン待望の音源がCD化されているのはいいことです。 ところが、コンプリートといっているのにこれはコンプリートではな…

Change of Scenes / Stan Getz with The Kenny Clarke-Francy Boland Big Band

ゲッツの中でも硬派の最右翼に位置するアルバムの1つ。フランシス・ボーランによる、主義主張がない究極の純粋主義的音楽がなぜかゲッツとぴったりマッチ。 フリーの要素、メカニカルなリフ、エレキベースのハーモニクス、不安を誘うエレピ、いきなり5拍子…

Interpretations by the Stan Getz Quintet #3

ボブ・ブルックマイヤーを入れたクインテットによる録音。すごくカッチリしている印象で、ある意味では50年代ゲッツの最高傑作かもしれない。好き嫌いでいえばもっと好きなアルバムがあるけど。 1曲目、「It don't mean a thing」で思い切りスイングする。超…

A look at yesterday

ゲッツを売るには曲数が少ないので他の録音を集めたもの。あとになって曲が足りないので他にもいろいろ寄せ集めて、ゲッツ名義で売ろうとするのはわかる。けど、全19曲中ゲッツ参加が7曲しかないのは、店頭でなくネットで買った人はだまされたと思うかも。 …

Award Winner

アマゾンのレビューでは一連の西海岸セッションの頂点という記載もあるけど、どうなんだろう。ゲッツは落ち着き払って名演をするものの、如何せん選曲がわるい。 1曲目「Where Or When」はサイズが32小節でないだけでなくメロディも進行もよくない。全然乗…

The West Coast Sessions

アルバムでいうと「West coast jazz」「The steamer」「Award winner」そして「The cool sounds」の前半のセッションと、アウトテイクが収録されている。 それらのアルバムについては別稿で述べたとおり。アウトテイク(断片や別テイク、録音時の声など)は…

Two Sides of Stan Getz

LPでしか出ていないように思われているけど、実は下のCDと内容は一緒。とはいえ、こちらもちょっと入手しづらくなっているらしい。 こっちの方では曲名が1つだけ違っているけど、同じ内容です。前半は、例の「最もブートレグが多い録音」である、スコッ…

LIVE IN NICE 1978 /Bill Evans Trio & Guests

アマゾンでは少しプレミアがついて高く売られていたこともある。2枚組でゲッツ参加はたった1曲ということだけど、ビル・エヴァンスは大好きだからまあいいでしょうと思っていた。ちなみに同じくゲストで参加しているリー・コニッツは昔から苦手。 実際はラ…

Dear Old Stockholm

ルースト(メトロノーム)の音源を集めた編集盤だけど、2曲だけここでしか聴けないテイクが入っている。バリトンサックスを入れたクインテットで、なかなかおもしろい。 「Don't be afraid」はタイトルからスタンダード曲に間違いそうになるけど、ブルース。…

Live in London Vol.2

「Vol.1」でもいったとおり、録音バランスのわるさとピアニストのまずさが気になってしょうがない。ピアニストについて、日本語ライナーでは「個性が強い」という表現をしているが、そういうものではない。あまりのひどさに怒りすら感じる。 ピアニスト、ス…

Stan Getz & Cool Sounds

5つのセッションから収録されている。最初の4曲は、使用音域が低く、まるでクール時代に逆戻りしたかのように淡々とした演奏。「of thee I sing」はただでさえパッとしないメロディに加えて3枚組ボックスのコンプリート盤に6テイクくらい入っていてウンザ…

SCANDINAVIAN DAYS

オスカー・ペティフォードをフィーチャーとあるけど、3曲しか参加していませんw 全10曲中4曲は他のアルバムで聴ける。そもそもこの頃の欧州や北欧ツアーの録音はもう飽きた、という人もいるかもしれない。確かに「out of nowhere」を聴いていると「これ…

Jazz/ Tony Bennett

トニー・ベネットのオムニバスで、ゲッツ参加の4曲が収録されている。 とにかくゲッツが吹きまくる。単なる歌伴という遠慮はまったくない。「Out Of This World」は完全にゲッツが主役。 ジャズでは普段アップテンポで演奏される「Just Friends」は、しっと…

Blue Skies

この頃のゲッツのアルバム、この「Blue skies」のほか「Spring is here」「The dolphin」「Pure Getz」を聴いていると、スローやバラードの選曲が目立つ。特にこのアルバムは6曲中5曲がスロー系。 冒頭「Spring Is Here」がタイトルとは違って暗い曲なのに…

Sweet rain

チック・コリアの参加で有名なアルバム。ジャケットの写真は誰なんだろう。 テンポが目まぐるしく変わるコリアの「Litha」、最初の4ビートでのフレーズはアドリブなんだろうか、他のライブ録音でも演奏しているんだけど、ゲッツのソロフレーズとしての特徴が…

Municipal Auditorium Topeka Kansas February 55 /Count Basie

カウント・ベイシー楽団のライブアルバムで、ゲッツ参加曲が4つ入っている。ほかはレスター・ヤングやサラ・ヴォーンなどとの共演。 それにしてもゲッツとベイシー楽団の共演はどういう経緯で実現したのか。合うのかなあと心配になる。ベイシー本人との共演…

What The World Needs Now Is Love

バート・バカラック曲集。最初はバカラックなのに「I'll Never Fall in Love Again」「I Say Little Prayer」「Raindrops Keep Falling on My Head」「Close to You」が入ってないなんて!と思っていたのだけど、これが聴いてみるととても良いアルバム。クラ…