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スタン・ゲッツを聴く

スタン・ゲッツ ファンが勝手なことをいっているブログです。

Voices

60年代

Voices

ストリングスの代わりに混声コーラスがバックについた作品。

 

というと興味深く思えるんだけど、実際は期待(?)のコーラスの音量が小さくて、フツーに聴けてしまうのが残念。もっとキワモノだと思っていたのに。

 

選曲はホント、箸にも棒にも掛からないものが延々と続く。ジャズとして有名なのは「I Didnt Know What Time It Was」「Nica's Dream」だけ。いや、知らない曲だからダメということではない。そうでなく、印象にも残らない、平坦なびっくりするほどどうでもいい曲が、なんとフェイドアウトで終わったりする。ジャズファン以外をターゲットにした作品だと思うんだけど、クリード・テイラーはこれで何がしたかったのだろう?

1曲目「Once」は、クラシックの曲ですね。

 

Cool Velvet/Voices [2 on 1]

Cool Velvet/Voices [2 on 1]

 

Everybody's Somebody's Fool /Jimmy Scott

50年代

Everybody's Somebody's Fool

1952年、ゲッツがバックオーケストラの一員として4曲に参加している。ジミー・スコットの声は魅力的で、これはすごくいいアルバムです。

・・・ゲッツのソロは一切ないんですよ。ほんの数小節入るソロはゲッツのものではないと思う。「The sound」の後なのに。ぜいたくというか、無名の人を使うより高くつくだけなのに有効活用しないとは。

「いや、あのソロはゲッツだよ」という方いたらご連絡ください。それだとしてもあまりにも短すぎる。デッカのプロデューサーがよくわかっていなかった?

 

Everybody's Somebody's Fool

Everybody's Somebody's Fool

 

Stan Getz With Guest Artist Laurindo Almeida

60年代

ゲッツ/アルメイダ

ゲッツはボサノヴァといわれるアルバムを短期間に集中して録音した。最初の「Jazz samba」が1962年、そしてスタジオ録音ではラストになるこのアルバムが1963年。ライブでは1964年にアストラッド・ジルベルト入りの作品も残しているけど、そのころはすでにゲイリー・バートン入りのやや硬派なバンドを結成していたわけです。

情報の隔絶はわからないこともないけど、スタジオ録音の5枚は考えてみるとおかしな感じ。最初の「Jazz samba」がボサノヴァでもサンバでもないのは理解できるけど、そのあとにあろうことかボサノヴァをビッグバンドでやるなんていう企画(クリード・テイラーがわるいのか)、それからようやく本国ブラジルのミュージシャンを入れたけど、ルイス・ボンファもマリア・トレードもボサノヴァの人ではなく、今の耳で聴くと違和感が残る。少しだけ参加していたトム・ジョビンは良かったけどね。

そしてようやくジョアン・ジルベルトを入れた名作を録音、これでボサノヴァのエッセンスがわかったのかな~と思っていたら今度は本作。録音日を見るとジョアンとの録音の数日後だから最初から決まっていたのかもしれないけど、ローリンド・アルメイダもボサノヴァの人じゃないからなあ。パーカッションの人も知らないけど、名前を見るとラテンの人っぽいし、実際聴こえてくる音はボサノヴァじゃないし。

でも選曲は日本人好みでもあり、文句なし。特にジョビンの「Outra vez」はゲッツ節が爆発していて世紀の名演じゃないかな。この曲をチャーリー・バードが演奏したテイクは、アレンジの秀逸さもあり死にたくなるほどけだるいものに仕上がっていましたが・・・

アルバムの裏ジャケットには「Latin beauty」なんて書いてあって、やっぱりアメリカではラテン音楽扱いだったんだなあと今さらながら思います。

 ちなみにCD追加曲のピアニスト、当初の日本語ライナーでは「ジョビンだと思う」と思い切り間違ったことが書かれていて、ジャズ批評ではスティーブ・キューンと書かれていて、どこかにはボッサトレスのルイス・カルロス・ヴィニャスと書かれていた。ビニャスにしてはちょっとおとなしいかなとも思うけど、スティーブ・キューンなのかなあ?

ゲッツ/アルメイダ +1(GETZ/ALMEIDA +1) (MEG-CD)

ゲッツ/アルメイダ +1(GETZ/ALMEIDA +1) (MEG-CD)